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南アルプス鳳凰三山こそワンゲルの第一歩〜・会長ブログ・~

こんにちは! 本多建設の本多和彦です。

 昨年、屋根に積もった雪が隣の敷地に落ちて、その量が半端でないので、一大決心をして、屋根の形状を三角屋根から平らな屋根に造り変えをして、雪下ろしをしないですむような屋根にしました。

その折、物置の整理をしていたところ、私の大事な宝物が出てきました。もうとうになくなってしまったと思っていた、学生時代のワンダーフォーゲル部の合宿資料がサラダオイルの段ボール箱に保管されていたのです。多分自分でしまっていたのだろうけど、すっかり忘れて、あることさえ気が付かなかったから、40年以上ほったらかしになったままでした。

ワンゲルの合宿とは、そこそこの山の稜線を何日間かかけて渡り歩くことです。その計画書なるものが出てきました。わら半紙にガリ版刷りで15,6ページのものです。時は昭和42年、つまり1967年ですから今から数えて56年も前のことです。私は1年生で初の登山でもあり、その場所が南アルプス、鳳凰三山というところで、「新人錬成合宿」という名目の合宿でした。

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何もかもが初めての体験でもあり、当時は装備も重量があり、1年生が担ぐザックには、テントを担ぐやつ、食料を担ぐやつと、分担が決まっており、初めて背負うそのリュックの重みは、あの当時の記憶では、一人約40kgくらいはあったようにいわれてました。

5月16日、新宿発23:45、17日山梨県韮崎着4:15、そこから歩いてて青木鉱泉でテント泊まり、18日鳳凰小屋で一泊、19日観音岳から薬師岳を経て南御室小屋で一泊、20日、辻山から甘利山で一泊、21日、韮崎に戻り電車にて新宿へ。都合5泊6日の合宿は、この歳になってもあの登山の記憶が鮮明に残っています。

そこであの時の記録を見てみると、毎日の食事の献立が記録されているんです。そこらはもうおぼろな記憶しかありませが、猛烈に腹が減って、他人よりも少しでも多く、ごはんやおかずが食べたくて、味というより量が大事で、すべてを完食でしたから、そうとう美味かったんでしょうな。

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その献立を書いてみます。

17日 朝食 持参 中間食 ビスケット、ジュース、

    昼食 ブドウパン、ジャム、ミルクサワー、

    夕食 カレーライス(ジャガイモ、人参、タマ

    ネギ、肉、片栗粉、福神漬け)

18日 朝食 ライス、みそ汁、キューちゃん 

     中間食 クラッカー、ソーダ―

     昼食 炊き込みご飯(コンビーフ、シイタケ、グリンピース)

     夕食 フレーク丼(フレーク丼)、らっきょ、タマネギとキャベツの炒め物

19日 朝食 ライス、鯖缶、沢庵、みそ汁

     中間食 ようかん、ソーダ―

     昼食 ブドウパン、マーガリン、ミルクサワー

     夕食 シチュー、みそぴー

20日 朝食 お茶漬け、梅干し、ふりかけ

     中間食 ビスケット、ココア

     昼食 乾パン、ピーチ

     夕食 コンビーフチャウダー、らっきょ、

21日 朝食 ライス、朝鮮漬け、澄まし汁、

     中間食 なし

     昼食 乾パン、ソーダ―

     夕食 ラーメンライス(ソーセージ、タマネギ)

 

予備食:マッシュポテト、食費:1人680円、米:15合(各自)

非常食:チョコレート、チーズ、乾パン(各自)

嗜好品:出来るだけたくさん(各自)

病人食:蜂蜜、くず、オートミル

読み返しては懐かしく思い出され、南アルプスを踏破したことも自分にとっての記念ですが、何といっても飯の時間の楽しさともう何を食べてもこれ以上はないほどのおいしさに感激したもんです。ワンゲルでの体験はわが人生にとって、貴重な体験でもあり、節目でもありました。

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さてこの歳になって、もう一度その辺の山にでも行ってみようかなと、時々おもっては見るのですが、テレビで日本百名山なんかをみて、昔を懐かしんでる方が、心地よくなってきてしまいました。

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