こんにちは! 本多建設の本多和彦です。
今年の夏至の日は6月の23日でした。
つまりこの日を境に毎日、日が短くなります。
7月に入ったばかりの今日ですが、暦では冬に向かっているのですね。
初夏到来、さてこれからますますの酷暑を迎えねばならぬと、
年寄りの脱水症を防ぐには、こまめな水分補給なんて考えていたところ、
この季節の通り過ぎる速さに驚いています。
毎年同じ思いをするのですが、後期高齢者となってみると、
そのスピードが次第に加速していくのがわかります。
現役の頃、毎日がスケジュールで満たされ、毎日が変化にとんでいて、
そのスケジュールをこなすのにいっぱいいっぱいで、
朝早くから夜遅くまで動いては、なんとなく充実感を感じていたものでした。
決して身を粉にして働き通しだなどとはいいませんが、
そこには仕事があり、その関連での遊びがあって、
ゴルフや酒飲みや必ずしも必然性があるのかわからないような出張などもあり、
忙しさを自分で作っていては満足していたもんです。
だから、過去を振り返る暇などなく、
いつも前ばかり見て行動していましたから、
気が付いたらいつの間にか季節が移ろっていて、
時の流れの速さを感じることもさほど気にならなかったのかもしれません。
ひるがえって、今の自分の環境を見てみると、
一応毎日のルーテインは自分で作って行動をしているものの、
仕事の予定はほぼありませんから、
一日の重点行動は、体力維持運動とボケ防止のための読書と
週一の孫の学童保育へ迎えに行くことがメインで、
ほぼ毎日が同一行動なので変化もなく、
暇な時間をもてあそぶこととなると、今日より先のことを考えるより
過ぎ去った過去へどうしても行ってしまい、
そのたびに時間の経過の速さを確認するので、
時の速さを感じるんではないでしょうか。
ボケ防止と若さの秘訣は、過去を振り返るより、
これからのことを楽しく考え行動せよなんて、言ってる人もいますが、
歳を取ったからこそ、蓄積された過去の体験や経験が、
今では役にはたたなくなっても、
これを蘇らせてうっとり暮らすのも老人の楽しみになるような気がしますね。
とすると、アンチエイジングとは未来へ思いを馳せるより、
過去の引き出しを丹念に探し出し、
それに磨きをかけるのも大事なことのような気がします。
スマホ万能の時代にそれについていけない不安さなど気にせず、
我々年寄りの価値観を信じたほうがいかに気が楽かしれません。
アナログでなにが悪い!
一覧へ戻る