こんにちは!本多建設の本多和彦です。
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3年ぶりに新幹線に乗って、11月7日、東京へ行ってきました。前の日の夜は嬉しくてよく眠れませんでした。いくつになっても旅行の前日は緊張するもんですね。
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日帰りの旅で、相棒は中学・高校と学校が一緒で、かれこれ60年以上の付き合いになる友人で、彼も会社を息子に譲り、暇をもてあましてる身分ですから、ここ数年来、二人で二月に一度、東京に出て寄席に行っては、夕方浅草へ行き、下町情緒にちょっとふれて、一杯飲んでその日に帰るという遊びが続きました。
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コロナのせいでこの3年、それが途絶え、ようやく出かけることができたのが11月7日でした。9時40分上野着、山手線で巣鴨へ行き、コロナ以前は毎年一度はお詣りに行くようになった、巣鴨商店街の真ん中にある「とげぬき地蔵尊・高岩寺」、3年ぶりに参詣してきました。門をくぐると正面に高岩寺、とげぬき地蔵で親しまれる高岩寺の御本尊は「とげぬき地蔵」として霊験あらたかである地蔵菩薩のことをいい、御本尊は秘仏のため拝見することができませんが、本尊の御姿を元に描かれた面影(おみかげ)に祈願してもご利益があるといわれ、お守りと一緒に販売されており、お参りするたびにそれを買ってはいつも身に着けていました。今回も古くなったお守りを奉納し、新しく買ってきました。
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さらに御影(おみかげ)とともにご利益があるのは「洗い観音」があります。本堂の左手にあり、タオルを購入し、治したい病気、もしくは良くしたい体の部分に水をかけて洗い、タオルで拭くとご利益があるといわれてます。毎月4のつく日4,14,24日はこの商店街にたくさんの露店が並びお祭りのようににぎやかになります。ご年配の人たちがたくさんやってくるので、「おばあちゃんの原宿」と呼ばれ名物とさえなっています。
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私もこの歳になると、原宿をぶらつくより、この界隈をうろついているほうが何となく落ち着きますね。だからやっぱり、次の行動も下町へ行きたがるのかもしれません。
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御参りがすんで、巣鴨から地下鉄に乗り、一路浅草をめざしたものの、久しぶりの地下鉄の乗り方が間違ってばかりで、40分以上もかけてしまいました。加齢、物忘れ、方向音痴、人に聞くのが田舎者と思われたくない、などの理由が原因ですが、ひとつだけいいことがありました。地下鉄のなかをうろうろ歩いて万歩計がぐんぐん伸びて、その日だけでも1万2千歩以上は歩きましたから、ウオーキングノルマは完全に達成しました。
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昼飯は浅草の「並木やぶそば」でざるそば一枚、多少もの足りなくもあったけど、ここは下町、ツウのそば好きは腹いっぱい食べるのは野暮なことと、田舎者が粋がってみただけ。
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2時から「浅草演芸ホール」で落語、漫才、曲芸などを堪能し、昼の部は4時半に終わり、夕飯は名の通ったおでんや「大多福」にでも行って、ちょっと一杯と思っていたら、月曜日は定休日、仕方がないから仲見世通りを一本東に入った居酒屋「東南屋(たつみや)」という店があり、そこは何年か前にいったことがあるからおぼえてはいたけれど、昨年から居酒屋ではなく、ウナギ屋に変わったといわれ、これもコロナの影響かななんて思いながら、ふたりでウナギを食べて上野に向かいました。
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帰りの電車もガラガラで、ゆったりしてヘラヘラとおしゃべりしているうちに、米沢に着き、久しぶりの日帰り旅も終わりました。毎日の同じ繰り返しの生活も、大過なければそれなりに充実しているものの、たまの旅行も大切ですね。ボケ防止のひとつとして旅は一番の処方箋かもしれませんな!
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2022.11.09
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