こんにちは! 本多建設の本多和彦です。
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新型コロナの感染症状がますますひどくなってきました。
山形県も昨日3日が32人、今日4日で21人と二ケタ台が続いています。
ワクチン2回接種は済んだものの、最近では接種完了者にさえ感染者が出始めてきて、
3度目の接種が必要かなどとテレビではいってますが、やはり安心は出来ません。
先の見えない中での我慢が当分続くようですね。
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それでもオリンピックは観ていると感動しますね。
先週の日曜日なんて、午後からは冷房の効いた部屋でゴルフのオリンピックを見続けました。
われらが松山の無念さがひしひしと伝わりました。
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東京へ出かけたのは昨年の3月30日が最後で、
あれ以来一度も電車にも乗りませんし、もちろん車で遠出などもしていません。
今年の春先はもう少しの我慢で、ワクチンさえ打てば国内旅行は可能だろうと
楽しみにしていましたが、今の状況が続けば、年内いっぱいは難しくなりそうですね。
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友人たちと今年の暮れには国内移動も大丈夫だろうから
久しぶりに上野の鈴本演芸場に行って寄席を聴き、
夜は浅草で一杯飲みに行こうという話が盛り上がり、
口約束した相手の数は10人以上にもなり、
まさか全部団体組んで行くわけにもいかず、
本当にコロナが収まってきた日には、
どういう組み合わせで行くことにするかと、
頭を悩ませている今日この頃です。
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先日、女優でもあり、エッセイストでもある岸恵子の
「孤独という道づれ」というエッセイを読んでみました。
彼女は1932年生まれの今年88歳、
本の中でアラン・ドロンのことが書いてありました。
彼女がテレビ番組で「アラン・ドロン ラストメッセージ」というのを見つけ、
懐かしく観ていたそうです。
アラン・ドロンと彼女とは同世代、彼は1935年生まれの85歳、
何年も前に当時彼の恋人だったロミー・シュナイダーとの
3人でのテレビ鼎談を思い出したと書いてありました。
「ラストメッセージ」で彼はこういったそうです。
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「よく言われるよ、アラン・ドロンはなにをやってもアラン・ドロンだって。
当然さ。ぼくは演じていない。こころからその人物を生きているんだ。
アラン・ドロンが生きているんだ」
わたしは心中、小さな声でブラボーと言った。(岸恵子)
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洋画映画の中で私が一番好きな俳優はこのアラン・ドロンです。
彼の上映された映画の多分8割以上は見ています。
彼のこの言葉で彼の魅力のすべてが理解できました。
彼は昨年芸能界から引退しました。
残念ですが、85歳のアラン・ドロンを見たいとは思いません。
お盆の休み中、買いためておいたアラン・ドロンのDVDを
わが青春時代を懐かしみながらゆっくりと鑑賞し、
「太陽がいっぱい」のギラギラした眼にゾクゾクし、
「サムライ」でのボルサリーノの帽子の被るときの
前つばをさする指裁きをまねしながら、
アラン・ドロンという俳優と自分が同化していくことに恍惚となって、
ひたすら虚構の世界に入って行きたいと思います。
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これもまた真夏の世の夢ですかね。
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2021.08.11
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