LIXILリフォームショップ本多建設

お見積・ご相談・お問い合わせはこちら 0238-21-5100

LIXILリフォームショップ本多建設

お見積・ご相談・お問い合わせはこちら 0238-21-5100

良き友、三つあり、友とするに悪しき者、七つあり ~・会長ブログ・~

こんにちは! 本多建設の本多和彦です。

朝日新聞で毎週水曜日の文芸欄に、

ピーター・J・マクミランというアイルランド生まれで、

「百人一首」や「伊勢物語」などを英訳して、

日本とアメリカで翻訳賞を受賞した人のコーナーがあります。

「詩歌奔遊」という題で、日本の古典の俳句や詩歌を英訳しているのを時々見ています。

9月30日の新聞に、松尾芭蕉の「笈の日記」から、

「米くるる友を今宵の月の客」を英訳したのが

「I enjoy with my friend,-who brought me rice,-the exquisite fullmoon of this night.」

 *注-exquisite・・・この上もなく美しい

芭蕉にたいして日頃の支援への感謝と親愛の情をユ-モアたっぷりに伝えている。

「良き友」と名月をともに愛でることができた

かけがいのない喜びが重ねあわされている。と、書いてあります。

これには、徒然草の117段に

「良き友三つあり、一つには物くるる友」とあり、これを踏まえて句ができたとあります。

私はいずれも初めて見た句であり、徒然草の文章でしたので、

この英訳もなんとなくわかったのですが、

それより、117段の「良き友・・・」に惹かれ、

確か我が本棚に買っておいた徒然草の本があったはずと、探してみたら、

そう古くもない本が棚の片隅にありました。

早速、117段読んでみました。面白いもんですねー!

吉田兼好という人の人間通には驚きます。

そしてクスッと笑っちゃいますね。

「友とするに悪しき者、七つあり。

 一つには、身分が高く住む世界が違う人。

 二つには、青二才。

 三つには、病気をせず丈夫な人。

 四つには、飲んだくれ。

 五つには、血の気が多く、けんかっぱやい人

 六つには。嘘つき。

 七つには、欲張り。

良き友、三つあり。

 一つには、物をくれる人。

 二つには、医者。

 三つには、賢い人。」

『悪しき者、七つあり』はなるほど、なるほどとわかります。

『良き友、三つあり』は、ふーん?となりませんか。たとえそれが本心でも。

2020.10.08

一覧へ戻る

お見積・ご相談・お問い合わせはこちら

お見積・ご相談・お問い合わせはこちら

0238-21-5100