こんにちは! 本多建設の本多和彦です。
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首都圏と大都市を除き緊急事態宣言が解除となり、
さらにわが山形県は昨日6月3日で連続30日、感染者がでないと新聞発表されて
何となくというよりやっとほっとして、今まで人と会うことも気遣ってきたのが、
人と会う嬉しさがこんなに待ち焦がれたなんて未だかつて経験のないことでした。
まだまだ予断の許せぬ状況下ではありますが、
猛吹雪が一か月以上も続いた後にやっと小止みになり
曇天の向こうにちょっとだけ青空が見えてきたような気分ですね。
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さてさて、だからといって国内旅行などできるものではなく、
海外に至ってはワクチンが出てこない以上は当分無理。
その当分というスパンは年単位かもしれず、
果たして来年オリンピックが開催されるのかもはなはだ心もとない状態で、
それが不可能であれば来年いっぱいは海外旅行は難しくなるんだろうな、
などとテレビで録画していた世界の旅番組をため息をつきながら眺めています。
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自粛要請のこの一か月、中古の本をネットで買いまくり、
その何分の一しか読まずに、毎日購入した本が宅配で届くのを待ちわびて、
手元に届けばその時だけ喜んで、後はその辺に積んでおくだけ。
ふと思えば、孫たちにスーパーでガチャガチャを買ってやると、
買うまでが楽しくて、100円か200円のコインを入れ、つまみを回して、
得体のしれないおもちゃのような物体を取り出し、夢中で遊ぶのも10分ももてばいいほうで、
そのうちその辺にぶんなげられて、いずれもゴミと化す。
つまり自分も孫と同じ行動をしていることに気づき、
いくら歳をとってもやることは孫たちとそう変わらないもんだと、妙に納得してしまいました。
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アマゾンで中古本を探していると、
司馬遼太郎の、街道をゆく「台湾紀行」を見つけ、
-新装版大きな活字でよみがえる司馬遼太郎の世界、ワイド版-とあり
普通の文庫本よりは一回り大きくて字がでかいのが気に入って買いました。
初版が2005年で第二刷発行が2018年ですから本自体は古くなく、状態も良く、
われらシニアの読者にはありがたい本でした。
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1949年中国共産党との戦いに敗れ、100万の軍隊と共に台湾に移った蒋介石、
その息子で蒋介石の後を継いで総統となった蒋経国、
さらに台湾生まれの李登輝が次の台湾総統のなった台湾の歴史を改めて知ることができました。
司馬遼太郎と李登輝は1923年(大正12年)生まれの同い年でもあり、
二人の対談も書かれて、すべて面白く読みました。
まるで歴史が苦手で、できそこないの高校生が、
噛んで含めるようにわかりやすく台湾の歴史を教えてくれる先生に出会ったような気がしました。
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司馬遼太郎の街道をゆく、ワイド版はシニア世代には絶対お勧めです。
さらに中国本土のシリーズを2,3冊買ってしまいました。
多分積読だけかもしれませんけどね。
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2020.06/09
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