こんにちは!本多建設の本多和彦です。
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新型コロナウィルスのせいで、
米沢から出ることもできず、
この三月、海外旅行も取り止めとなりました。
毎日自宅と会社の往復で、
閉じ込められた感があるものの、
山形県初のコロナウィルス感染者には
なりたくないと思えば、
動かぬことが一番の身の安全と
諦めるほかありませんな。
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買っては本棚に並べて置いた本を
ようやく読むことができたから、
暇つぶしというより、
新しい好きな作家を発見できた嬉しさに
ちょっと満足している今日この頃です。
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ほぼ100%の人が知っている有名な作家、
レイモンド・チャンドラーの本に、
この歳になって初めて出会いました。
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もっと厳密にいえばチャンドラーの小説の
主人公フィリップ・マーロウという私立探偵が
10年前に引退して隠居の身、
御年72歳、という設定で、
チャンドラーを愛する小説家
ローレンス・オズボーンという英国人が、
オリジナルで書き上げた探偵小説「ただの眠りを」
2020年1月に発刊され、72歳の老探偵家は
私と同じ歳でどんなハードボイルドの活躍を
するのか興味をもち、購入して読み終わりました。
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もしかするとこの作家とは
うまくつきあえそうな気がしましたから。
最初の長編処女作が、
「大いなる眠り」というタイトルで、
つまり、オズボーンの「ただの眠り」という
タイトルはチャンドラーへのオマージュでも
あるわけです。
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彼の文体はアメリカ大衆文学に大きな影響を及ぼし
新しいハードボイルド探偵小説を生み出したと
いわれています。
彼が生み出した主人公フィリップ・マーロウは
ハードボイルド系「私立探偵」の代名詞と
されています。と、ウィキペデアに載っています。
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もっと私が若い頃にこの作家の本に出会っていたら
もっとキザでかっこいい文章を
書けていたかもしれません。
チャンドラーの言葉として、
フィリップ・マーロウがつぶやいたセリフが
今でも背中がゾクゾクするほどしびれるんです。
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「男は強くなければ生きていけない。
優しくなければ生きる資格がない。」
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「この部屋の酸素を無駄にしたくない。
...帰れよ!」
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「悪いウイスキーというものは存在しない。
ただ他のウイスキーよりも味の劣る
ウイスキーがあるだけだ。」
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「30フィート離れたところからは
なかなかの女に見えた。
10フィート離れたところでは、
30フィート離れて見るべき女だった。」
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