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静けさや遠くで聞こえる花火音から~・会長ブログ・~

こんにちは! 本多建設の本多和彦です。

 昨年の春、NHKの通信講座で、「はじめての俳句」を受講しました。

1年間に5回の添削を受けます。

テキストにそってほぼ春夏秋冬の季語を入れて作ります。

私はこの歳まで俳句にはほとんど興味はありませんでした。

ただ65歳あたりに、種田山頭火や尾崎放哉の自由律俳句と出会い、

次第に面白くなって、彼らの俳句集や本を読んで、自分にも作れるのかなと思ってきました。

そこでまず初めは俳句入門などという本を買ってみましたが、

どうも理解できず、通信講座を思い出しこれならばと、ちょっと張り切って応募した次第です。

 第1回から第5回までテーマが与えられ、

それにもとずく俳句を1句作り、提出して添削を受けます。

初めての俳句作りですから、かなり苦労して作ります。

他人の句を読むのは簡単で、これくらいなら俺にでもできるとたかをくくっていたものの、

17字しか使えない表現の難しさに、ほとほと困惑しました。

最後の5回目はどうしても言葉が浮かばず、というよりめんどくさくなって、提出できませんでした。

 きのう2日、上杉公園での花火大会があり、所用で夜の8時半頃帰宅したら、

娘夫婦と孫たち2人は自宅から歩いて花火を見にゆき、

老妻ひとり風呂上りにリビングで休んでいました。

この歳になれば人混みを気にせず、花火を見に行きたくもなくなり、

自宅で冷たいビールでも飲んで、遠くで聞こえる花火の音だけを聞いているのも、

老夫婦の夏の風物詩となってしまいました。

 そこでこの状況を第3回目の俳句講座に投稿したことを思い出しました。

プロの添削を受けてなるほどと感心しました。

添削前

「老妻と音を楽しむ花火かな」

添削後

「老妻と音聞くのみの花火かな」

若夫婦と孫たちは花火大会に出かけ、家には私と女房の二人だけ。

花火の音だけを聞いていると、ふっと静寂を感じました。

表現したかった気持ちは、添削後すっきりとしました。

 さらに俳句の勉強に励もうとしましたが、やはり根気が続かず、

最近はもっぱら山頭火と放哉の俳句集を眺めているだけです。

これも歳のせいだと納得しようとしてます。

んーもうちょっとやってみようかな・・・

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