こんにちは! 本多建設の本多和彦です。
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明日4月5日、東京へ行ってきます。
日帰りですが、少し早めの新幹線に乗り、午前中上野に着いて、
東京美術館で「奇想の系譜展」というのが催されているので観てきます。
4月7日までの展示ですから丁度ギリギリ間に合うようです。
この時期ですから、多分そんなには混まないと思いますが、
なにしろ江戸時代の超人気絵師たちの展示会ですから、
最後まで混み合うかもしれません。
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この催しものはかなり前から評判となり、
NHKの日曜美術館でもとりあげられ、
「奇想の画家たち」という本も出版されて、ちょっとしたブームにもなりました。
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奇想ブームに火をつけたのが、伊藤若冲です。
確か昨年も上野の美術館で若冲展が開催され、
押すな押すなの混みようで時間待ちが長かったと聞いていました。
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今回は京画壇の「奇想三羽ガラス」、
伊藤若冲、曽我蕭白、長沢芦雪、
さらにその流れを組む臨済宗の中興の祖ともいわれる、
型破りな禅画を描いた白隠慧鶴、
さらに「奇想のスピリット」の先駆者である極彩"妖"画の岩佐又兵衛、
狩野派のはぐれ者狩野山雪、
破調美を極めた鬼才、鈴木其一、
規格外の機知と大画面で勝負した痛快絵師、歌川国芳の
八人の絵が展示されています。
これはまさに滅多にみられないイベントだと思います。
今から50年も前に「奇想の系譜」という本を出した
東大名誉教授の辻惟男さんは、
「流派の系譜からこぼれ落ちた画家の絵は、
一般の人に届けにくくなりますが、
そこにも素晴らしい表現があります」
そして辻さんの奇想の基本は
「アヴァンギャルド(既成の芸術観念や形式を否定する
先端的な芸術の一般的な呼称)の精神」だといっています。
それをちょっとでも聞きかじって観に行けば、
もっと彼らの絵の面白さがわかるかもしれません。
とにかくワクワクしながら観に行ってきます。
辻さんの著書に「ギョッとする江戸の絵画」というタイトルの本があります。
まさに「ギョッ」としてきていずれまたここで報告してみたいと思います。
ところで5月6日まで福島県立美術館で「伊藤若冲展」も開催されています。
これも観てこようと思っています。
なにしろ暇はいっぱいありますし、
若干アカデミックな趣味をもつのもボケ予防にはいいかも!
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