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能登ボランティア体験記 │ 社長コラム

石川県珠洲市へ

朝6時半にJR金沢駅からバスに乗り18時半に再び金沢駅に帰ってきました。
その行き先は今年1月1日の能登半島地震で津波の被害を受けた石川県珠洲市です。

6月末に月末に富山への出張の帰りにボランティアに参加しました。
石川県のボランティアセンターのバスに同乗したのは33名。
東京、大阪その他全国から集まっていたようです。

能登半島は伝統工法の民家がたくさん残っていて瓦屋根の集落が美しいところです。
しかし、車窓から見える風景は、倒壊した家、屋根にブルーシートを掛けたままの家等がたくさん見受けられ半年前の災害からあまり変わっていない様子でした。

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ボランティア活動

私たちのミッションは津波で被災したお家の納屋の片付けです。
泥にまみれてしまった生活道具や思い出の品々を分別して処分場まで運びます。
80歳を超えるその家のご主人が作業に立ち会ってくれました。
元々は息子さんのご家族と大家族で暮らしていたそうですが母屋が半壊状態になってしまって、今は別々の町に仮住まいしているそうです。

予定の作業はなんとか完了できました。しかし、バスでの往復7時間、準備や休憩が2時間、実働は3時間。
なんとも効率が悪いボランティア活動です。
そこで、その意味について考えてみました。

ボランティアの目的

一番の目的はもちろん被災者への生活立て直し支援。
二番目はボランティア参加者の体験、経験の蓄積。
三番目は現地の状況を他の地方の皆さんに伝えること(半年経っても災害は終わっていない)。

私が微力ながらできるのはこの三番目だと思ったのでコラムに書かせて頂きました。


-ORINAS MAGAZINE2024年9月号より-

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