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[社長ブログNo.404]中古住宅購入の注意点(その2)

こんにちは

「健康と幸せを運ぶ工務店」の社長工藤です。

今日も元気にやってますか?

昨日中古住宅購入時の注意点についてお話しましたが、実際に見に行く前にできるチェック方法についてもう少し詳しくお話します。

1.耐震性について確認しましょう

築20年が一つの目安になります。

昨日も書きましたが、1981年(昭和56年)6月に建築基準法が改正され、旧耐震基準から新耐震基準になりました。

旧耐震基準は「震度5強程度で建物がほとんど損傷しない」という基準です。

つまり先日佐伯であった地震では大きな損傷はないのですが、それ以上の地震の場合には損傷あるいは倒壊の恐れがあるということです。

新耐震基準では、「震度6強程度の大規模地震で倒壊しない」ということを基準としていますので、命を守る意味では少なくとも新耐震基準にしておく必要があります。

築20年以上前の旧耐震基準の建物でも、耐震補強をすることで新耐震基準にすることは可能ですが、大規模な補強工事が必要になることが多く費用が掛かりますので、できれば1981年6月以降に新築された建物をお勧めします。

2.再建築不可物件ではないか確認しましょう

中古住宅の場合、法的に建て替えや増改築ができない物件もあります。

都市計画区域内で接道義務を果たしていない住宅は以前はよくありました。

どういう物件かというと、

①前面道路が建築基準法上の道路(幅員4m以上)ではない

②接道している幅(敷地が道路に接している部分の幅)が2m未満

面している道路が狭い場合は注意した方がよいです。

また、公道ではない場合、私道の持ち分があるかも注意が必要です。

3.違法建築ではないか確認しましょう

確認申請の必要な地域の場合、増築や改築にも許可申請が必要です。

許可なく増築している物件が多くありますので、これらは違法建築とみなされる場合があります。

増築したために建蔽率や容積率オーバーとなったり、耐震基準を満たさなくなったりした違法建築の住宅は、増改築できなかったり、ローンの融資が受けられなかったりということがありますので注意が必要です。

できれば、確認申請の写しや検査済証を確認してその後増改築がないかなどチェックしましょう。

ここまでは、販売の情報だけでもある程度確認できるものです。

できれば内覧前にチェックしておくと安心して見に行くことができます。

そしていよいよ内覧になりますが、そのポイントと注意点については次回お話ししたいと思います。

では、今日もよい一日を!!

佐伯とともに56年「健康と幸せを運ぶ工務店」

有限会社工藤建設

代表取締役 工藤隆宏

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