こんにちは
「健康と幸せを運ぶ工務店」の社長工藤です。
今日も元気にやってますか?
『曳家』をご存知ですか?
『ひきや』と読みます。
道路拡幅に家がかかり、一部解体したり、全部を建て替えたりしなければならないけど、思い出のたくさん詰まった家を壊したくない場合、家自体を移動させて道路にあたる部分を避けるような時に家の『曳家』工事をします。
水平移動だけでなく、地震で液状化による地盤沈下などの場合、垂直方向への曳家をします。
その技術は伝統的建築工法とも言え、4年ほど前、青森県弘前城の400トンもある天守を3ヶ月かけて70m移動させました。
他にも赤坂プリンスホテル旧館や東京中央郵便局など大きな建物も曳家されています。
建物だけでなく、靖国神社の鳥居というようなものも曳家されているんですよ。
今は、古民家再生が流行っていますが、100年を超えるような古民家は基礎はなく、石の上に直接柱を建てているような作りなので、地震が心配です。
そこで、曳家工事で建物を高く上げその下の石などを撤去して、コンクリートのしっかりした基礎を作り、地震などで滑りずれないようにアンカーボルトも設けてその位置に合うように上屋を下げて納めます。
そうすることにより、古民家が家はそのままに、基礎がしっかりした地震に強い家に生まれ変わります。
もちろん上屋も合わせてリフォームして今時の性能を持つ快適安心住宅として住んでいただけます。
解体して建て替えたほうが簡単だしやりやすいのですが、思い入れのある家を壊したくない、でも最新の快適な環境は欲しいというニーズに見事に応えることができます。
そのために、『曳家』という技術は不可欠なものです。
『曳家』は特別な技術が必要で今では専門業社も少なくなってしまいましたが、実は佐伯市内にも曳家を専門としている会社があります。
鶴岡町にある佐伯組さんです。
大分県内はもとより、全国に出向き曳家を行なっています。
(佐伯組さんのHPより)
創業100年を超える伝統と技術、素晴らしいですね。
普段目にすることはあまりないかもしれませんが、住んでいる家をリフォームして快適に住むために、建て替えではない選択も。
『曳家』のご相談はいつでもお気軽にどうぞ。
では、今日もよい一日を!!
佐伯とともに54年「健康と幸せを運ぶ工務店」