こんにちは
「健康と幸せを運ぶ工務店」の社長工藤です。
今日も元気にやってますか?
マラソンのQちゃんこと高橋尚子さんや「自分で自分をほめたい」の有森裕子さんなどを育てた名監督小出義雄さんの訃報を耳にしました。
小出さんは80歳だったんですね。
もう少し若いのかと思っていました。
2000年のシドニーオリンピックで高橋尚子選手が金メダルを取った時の印象が強くて、もうあれから19年も経つんですね。
wikipediaによると、選手として別大マラソンにも出場したことがあるそうです。
1966年別府大分毎日マラソン 2時間26分46秒(46位)だそうです。
「ほめて育てる」育成方法で知られていますが、小出監督は数々の名言を残しています。
私は、みんなによくこういっている。 「ほかの人と比較するんじゃないよ。比較しちゃ絶対に駄目だよ。いつでも、自分がいまよりも強くなることだけを考えなさい」自分をほかの人と比較すると、どうしても勝ち負けにこだわることになる。もしも負けたら、自分が嫌になってしまう。たとえ負けはしなくとも、相手が強いと、そちらのほうにばかり目がいき、ストレスを溜め込んでしまうことになる。つねにイライラした状態がつづき、しまいには選手としては駄目になってしまう。
選手が「自分から進んでやっているんだ」と思えるような、自発的で積極的な形を取らないと、本番で力を出すことができないのではないかと思う。だから私は、練習を始めるにあたって選手にいつもいっている。「練習はほかでもない自分のためにやるものなんだ。自分でもう少しいいタイムを出したいと思ったら、精一杯頑張ってみたらどうだ」と
『おまえは、世界一になれる!』と、毎日のように言い続けたのだ。高橋(尚子選手)にしてみれば、365日『おまえは世界一になれる』と同じことを言われていると、本当はなれっこないと半信半疑でも『あれ、もしかしたらなれるのかな』とその気になってくる。だが私は本当の本気だった。
私の教え方は、 夢と希望を持たせることです。 「勝てるよ、世界一になれるよ、 お前なら絶対出来る!」と毎日誠心誠意言い聞かせると、 心が通じて人間の脳は、 「なるほどな!」となるわけです。
親やコーチのレベルで考えず、子供の身になって考えること。一緒に遊ぶつもりでやるのもいい。人は10人いたら、10人の進み具合がある。そして「認められたい」という気持ちがある。ここをうまく使うことです。
強くならない子は、自分の心を閉ざしてしまっている。いくら私の経験で強くなるように指導してあげても、扉を閉めているから入っていけないのだ。
成功できるかな? ではだめなんだ。何が何でも成功するんだ、という信念があってはじめて成功するんだ。
何でもかんでも褒めればいいわけじゃない。よく「小出は選手を褒めて育てる」と言われるけれど、とんでもない。褒めるだけで人間が育つはずがない。人間はどうしても楽なほうに逃げて、苦しいほうに行きたがらないものです。それをどうやって動かすのか。褒める時もあるし、叱る時もある。アドバイスや注意をする時もある。そういうことをうまく組み合わせて指導するんですよ。
褒める時には、お世辞で褒めるんじゃなくて、腹の底からそう思って相手の心に響くように褒める。叱る時には感情的に叱るんじゃなくて、相手が納得できるような意味のある叱り方をする。言葉の役割はものすごく大きいんです。言葉を大事にするのも良い指導者の条件です。
どんな世界であってもいい、好きなものを一つ見つけなさい。そして、夢を失うことなく最後まで持ち続けなさい。夢を持ち続ける限り、心も体も若さも保つことができます。
ちょっと長くなりましたが、どれも小出監督ならではの心から出ることばですね。
最後に、小出監督のことばで私が一番好きなのはこれです!
「一度しかない人生、楽しまなければ損だ」
では、今日もよい一日を!!
佐伯とともに54年「健康と幸せを運ぶ工務店」