こんにちは
「健康と幸せを運ぶ工務店」の社長工藤です。
今日も元気にやってますか?
日経アーキテクチュアという建築専門雑誌があります。
その中で、表題の「断熱2倍なら暖房費は半分?」という記事がありました。
https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/mag/na/18/00046/030600003/
住宅の断熱強化は重要だが、「熱損失半減=暖房費半減」では施工費が割に合わない、と考える人がいるだろう。
だが、それは誤解だ。「熱損失半減なら、暖房費は激減する」と、前真之・東京大学准教授は言う。
オイルショック直後の1980年に日本では初めて住宅の省エネ基準が制定され、それが現在の省エネ等級2です。
断熱等級2とは、大分県の大部分が該当する6地域で、グラスウール35㎜、シングルガラス程度の最低レベルの断熱ですが、
温暖な地域では無断熱が当たり前の時代の当時は画期的なことだったと思います。
その後1991年に等級3、1999年に等級4が制定され、現在の等級制度になっています。
国は、2020年に新築住宅の断熱等級4の省エネ基準を義務化する予定でしたが、業界の反対などにより、説明義務にトーンダウンしてしまいました。
国の基準では等級は4までしかなく現在のところ4が最高ですが、実は等級4ではまだ省エネ性能としては足りないのです。
上の表では、6地域の等級4のUa値が0.87になっていますが、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の基準は、Ua値0.6以下です。
2020年を見越した住宅の高断熱化技術開発委員会HEAT20が求める断熱性能推奨水準はG1グレードで、Ua=0.56、さらに上のG2グレードではUa=0.46です。
これから先の家づくりを考えると、ZEH水準のUa=0.6は当たり前、G1グレードのUa=0.56以下、できればG2グレードUa=0.46以下を目指したいものです。
今日は数値ばかり出てきて難しい話になったかもしれませんが大事なことです。
詳しくは、私にお問い合わせいただくか、弊社の『家づくり教室』にご参加ください。
わかりやすくご説明させていただきます。
来月は13日(土)の午後開催予定です。
では、今日もよい一日を!!
佐伯とともに54年「健康と幸せを運ぶ工務店」