お家のリフォームや新築をするとき、どのような住宅設備を入れようか迷われている方も多いのではないでしょうか？ 共働きのご家庭も増えているため暮らしをサポートしてくれる住宅設備の需要は高まっており、以前と比べて使いやすさは格段に進化しています。 これからお家のリフォームや新築をお考えの方は、最新の設備を導入することで家事の負担をさらに楽に、そして暮らしを快適にすることができます。 今回は、リフォームや新築で付けたい住宅設備についてご紹介します。  

リフォーム・新築で付けたい住宅設備

ビルトイン食器洗い機

食器洗い機があれば、食器の洗浄から乾燥までを自動で行ってくれるため、家事の負担を減らすことができます。 ビルトインタイプにすることで食器洗い機自体が食器カゴの役割も果たし、調理台の上を広々と使うことが可能です。 手洗いの際に使用する食器用洗剤は泡立って油汚れを浮かせて落とすのが特徴ですが、食器洗い機用洗剤は洗浄力が強く、油を溶かす成分が配合されており高温のお湯で洗い流すため汚れも落ちやすく衛生的です。 また、手洗いよりも使用する水の量が少なくなるため、水道代の節約にもなります。 夜寝ている間に使用することも考えると、音があまり出ないもの選ぶと良いでしょう。  

タッチレス水栓

水栓を触らずに水を流す、止める操作ができるタッチレス水栓。 手を近づけるだけでセンサーが反応して水が流れるので、両手が汚れているときでも手やモノを洗うことができます。 止め忘れが減るため、無駄な流水を防ぐことで節水でき、水栓に触らないので手で触れて汚すことがなく水栓周りのお掃除の負担を減らすことができます。 吐水口にあるセンサーで手やモノを感知して吐水と止水を自動で行うハンズフリータイプや、上部に手をかざすだけで吐水と止水を操作するタイプ、浄水器ビルトイン形やエコセンサー付きなどさまざまなバリエーションがあります。  

浴室乾燥機

浴室乾燥機は浴室についている乾燥機で、浴室内を乾燥できるだけでなく洗濯物を乾かすことができます。 浴室は日が当たらない場所に位置することが多く、換気が十分に行えない場合カビが生えやすい場所です。 浴室乾燥機を使って換気や乾燥を行うことにより、お風呂にカビが生えることを防止できます。 乾燥のほかに換気、暖房、冷風などさまざまな機能があり、冬は浴室内を暖めることができるためヒートショック対策となり、入浴時に快適に過ごすことが可能です。 梅雨の時期や花粉の時期など室内干しをする方は、洗濯動線が短くなり生乾きの臭いなどもなくなります。  

電気錠

荷物で両手がふさがっているときや、暗い夜の時間帯に便利な電気錠。 手軽に開閉できる電気錠にすることで、ボタンを押したり、近づくだけで施解錠できます。 リモコンキーやスマートフォンをバッグに入れて近づくだけで解錠するシステムキーやボタンを押すだけのタッチキー、スマートフォンで鍵の開け閉めが操作できるスマートロックなど、ご家族みんなが使いやすいキースタイルが、便利で安心な生活をもたらします。 オートロック機能を設定すれば鍵の閉め忘れも安心で、スイッチひとつでONとOFFの切替も可能です。 また通常のカギでも開閉ができるものもあるため、紛失したり不具合が起こった際も安心です。  

宅配ボックス

宅配ボックスを設置することで、いつでも荷物の受取が可能になるためお家で荷物を待つ必要がありません。 お仕事やお出かけ中の不在時はもちろんのこと、着替え中や入浴中、家事で手が離せない、ご家族の団らん中といったすぐに出ることができない場合でも活用することができます。 スマートフォンと連携することで、通知や録画、視聴、遠隔操作も可能になり、荷物を受け取るだけではなく、宅配ボックスから発送することも可能です。 宅配ボックスは簡易的に置くだけのものもありますが、表札やポストなどと一体となっている固定できるタイプもあり、オンラインショップでのお買い物が当たり前となってきた現在では、暮らしに便利さをもたらしてくれます。  

パントリー

リフォームや新築で満足度が高いのがパントリーです。 パントリーは、食料品や調理器具などを保管することを目的とした、キッチン周りにある収納スペースのことで、常温で保存できる食品や飲料、ストック品、キッチン用品などを保管する場合に使われます。 収納が増えるだけでなく、管理がしやすくなるためキッチン周りをスッキリとでき、災害時に備えてストックしている食品のローリングストックがしやすくなります。 ご家族が多いご家庭や、週末などにまとめ買いをする、来客が多い方などに特におすすめです。  

シューズクローク

玄関スペースから土間続きになっている収納スペースをシューズクロークといいます。 物が多くなりがちな玄関スペースをスッキリさせてくれるため、シューズクロークを設置することが一般的になってきました。 スニーカーや革靴、長靴、ブーツなどの靴を収納することはもちろん、コートや傘、ベビーカー、自転車など、広さによってさまざまなものを収納できます。 外出時や玄関周りで使用するものをシューズクロークにまとめて収納できるので、玄関スペースをすっきりと広く使うことができます。  

ウォークインクローゼット

ウォークインクローゼットは、人が中に入る(walk in)ことができるサイズのクローゼットのことです。 収納専用のスペースで、収納棚やハンガーパイプなど収納効率を上げるために必要なものを備え付けることができます。 最低でも1.5帖程度の広さが必要で、大きいものではご家族全員の荷物を収納できるお部屋のような広さのものもあります。 鏡を置いて着替えるスペースとして利用したり、季節家電など衣類以外の収納にも活用でき、リビングや寝室などの居住スペースをすっきりとしたお部屋にすることが可能です。  

ソフトモーション(ソフトクローズ)

ソフトモーションは、ドアが閉じる直前でブレーキがかかり、閉じるスピードを抑えて安心と静かな生活に配慮する機能です。　 ドアを閉めると自動でゆっくり引き込んでピタッと閉まるため、閉め忘れやドアに指を挟まれる心配、「バタン」と閉まる不快な衝撃音を軽減することができます。 標準で室内ドアに機能が付いているものや、後付けでも簡単に設置することができます。  

シーリングファン

シーリングファンとは、天井に取り付けるファンのことです。 おしゃれなインテリアのイメージがありますが、ファンを回転させることで空気を撹拌して循環し、室内の温度を一定に保つ効果があります。 特に、吹き抜けなど天井が高いお部屋は、暖かい空気は上に、冷たい空気は下に溜まってしまうため、シーリングファンを使用することで、冷暖房の効率が上がり電気代の節約が期待出来ます。  

室内物干しユニット

共働きの方や外干しを敬遠される方の洗濯のお悩みを解消するのが、室内物干しユニットです。 室内物干しユニットは、お部屋の中に物干しを取り付けることができるので、急な雨や強風、花粉などの外気、防犯対策などを気にすることなく洗濯物を乾かすことができます。 必要なときだけ物干しを降ろして使用しないときは収納できるため、スペースを有効に使うことができ、洗濯物を干すときの高さも調整可能です。 天井に付けるタイプや壁に付けるタイプ、窓に付けるタイプなどから選べるため、さまざまな環境で使うことができるでしょう。  

人感センサーライト

人感センサーライトは、人の熱と動きを感知して照明をつけたり消したりしてくれる人感センサー付きの照明です。 人感センサーがついていれば手を使ってスイッチをオンにする必要がないため衛生的で、居なくなれば自動的にオフになるため消し忘れを防ぐことができます。 人に反応して周囲を照らすため、暗い場所の安全確保や敷地内に不審者が侵入した際の防犯対策としても有効です。 玄関やカースペースなど、長い時間過ごすことない場所に向いていて、点灯時間や明るさ、センサーの範囲などを選べるものもあり、後からでも簡単に設置することができます。  

立水栓

立水栓は、屋外に設置する柱上の水道設備です。 屋外で水道水を直接利用できるため水を運ぶ手間を省くことができ、ガーデニングや洗車、お掃除などで水を使用することができます。​ また、帰った際の手洗いや散歩から戻った際のペットの足を洗ったり、シャンプーなどに利用できるタイプのものもあります。 シンプルなデザインのものやカラーバリエーションが豊富なもの、レンガ調のものなどおしゃれなデザインの立水栓も多くあり、温水が使えるものもあります。  

まとめ

どのような設備を導入するかによって、暮らしの快適さは大きく変わります。 しかし、欲しい住宅設備をすべて導入すると、予算オーバーとなってしまうことも考えられます。 必要な設備かよく検討して、ライフスタイルに合わせて優先順位を付けて導入していくと良いでしょう。 実際に導入した後の生活をきちんとイメージしておくことで理想の家づくりをすることができます。

一覧へ戻る