前回7つのポイントのうち
①自助・共助 ②地域の危険を知る ③地震に強い家
の自分にできる取り組み内容をご紹介いたしました。
今回は後編として残り4つをご紹介。
④家具の固定
背の高い家具や重い家電など倒れたときに二次被害を生む可能性があるものは壁や床に固定しましょう。
ガラスなども飛び散らないように飛散防止フィルムを貼っておくことも大切です。
特に震災では倒れた家具の下敷きにならないよう事前に十分な対策を。
必ず来るといわれている「首都直下地震」による被害想定によると負傷者のうち約34%が家具などの落下が原因との試算も。
LIXILブランド(LIXIL/サンウェーブ、INAX、トステム)のキッチンの吊戸棚や引き出しには耐震ロック(感震ロック、扉キャッチ)が採用されています(全部の製品ではありません。一部商品除く)。
これは揺れや傾きを感知するとフックがおりて扉を自動的にロック、揺れがおさまると自動的に解除する仕組みです。
イメージ図(LIXILより引用)
食器など割れてしまうものや包丁など危険物も多く収納されているキッチン。これも立派な対策のひとつですね。
⑤日ごろからの備え
防災グッズは「携帯用(外出時用)」「自宅用」の2つの視点で考えることが重要。
外出時は身分を証明するもの(免許・保険証・診察券・病名や処方箋を記したメモ)、状況を把握できるもの(ラジオ・メモ・筆記用具)、閉じ込められたときのためのもの(笛・水・食料・ハンカチ)を用意。
自宅用は非難するためのもの(懐中電灯・履き慣れた靴・手袋)、生きるために必要なもの(薬・飲食料・通帳番号を記したメモ)を備えておきましょう。
日ごろからの備蓄が重要です。
⑥家族で防災会議
災害時に離れ離れでも再会できるよう、
あらかじめ災害時の連絡先・連絡方法・合流場所は家族内で共有をしておきましょう。
お子さんがいる場合、各学校(保育園・幼稚園・小中学校)の災害時の取り決めもご確認を。
⑦地域とのつながり
普段から近隣の人たちとコミュニケーションをとることも大切。
自分の家族、近所の人に支援が必要な人はいませんか。
周囲の人に支援が必要なことを知っておいてもらうようにしましょう。
あいさつなど普段からのコミュニケーションがいざという時の助け合いにつながります。
過去の災害でも家族や近隣住民が多くの人を助け出した事例があります。
その他プラスα
7つの他にも高齢者家族の避難や、ペットの対応、備蓄の内容など考えておくと、大切な家族を守ることにつながります。
~~~~~~~~~~
減災への取り組み。
事前の準備がいざという時に自分や家族を守ってくれるのですね。
リフォーム会社としてはどういったお手伝いができるのか。
リフォームを通じて取り組めることを次回はご紹介したいと思います。
~~~~~~~~~~
おすすめ情報ページのトップの西暦を押すとその年に更新された記事がすべて表示されます。
よければそちらもご覧ください。
一覧へ戻る