<茶事の心得>
「一座建立」・・お客様を招く時には、出来るかぎりのことをしよう。
「一期一会」・・今日のお茶会は1回限りと心得、
亭主(お茶会の主催者)もお客人も、共に思いやりをもって。
(「茶室」当社施工例・横浜市 S様邸)
コロナ・地震・アメリカの竜巻被害などがニュースで報道されるたび、「我が家の大切さ」を痛感します。
外で地震に遭っても"帰る家がある"こと。
"家で過ごす時間が快適である"こと。
「おうち時間」が増える中、空いたお部屋を"趣味の世界"にリフォームなさる方が増えています。
そんな願いを叶えたリフォームをご紹介します。
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S様ご夫婦は、日本の伝統に造詣が深くていらっしゃいます。
奥様は和服を着こなし、茶道のお稽古に通われる日常。
羨ましい限りです。
本来「茶室」は外界と隔てられた異空間に在り、集まった人たちだけが点前を見守ることで周囲を含めた独特の一体感を生み出していました。
S様は主な生活空間に茶室を設ける事により、日常に「茶事」(おもてしの心)を楽しまれていらっしゃるご様子。
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「茶室」は建築史からいうと、室町後期から安土桃山時代の武家社会に、人々が「垣根なく共有する」世界・空間として全盛期を迎えます。
「書院造り」に見られるように「床の間」文化も生まれ育ちました。
そのため、離れ(=茶室)に向かうまで「路地」や「にじり口」という、茶室に入る時の"入りづらさ"をあえて演出しています。
↑池坊 生花(しょうか)・・「床の間」に飾る花
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(戸田住職(大徳寺住職・茶室「帰庵」亭主・談)
「人を妬んだり、世の中に流されたりせず、自分がいま座っている場所を感じてほしい。」
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これからのアフターコロナ社会、脱酸素社会においても「おうち時間」はますます貴重なものとなります。
"無形のこころの財産"を築くリフォームも
是非ご一考くださいませ。
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