つい最近、退職の方へメッセージカードを書きました。
とてもお世話になった方で、お会いできなくなるのが寂しいのと、信じられない気持ちでいっぱいになりました。
カードはスタッフ皆で書くので、スぺ―スは限られています。
しかし、感謝の思いや長年の想い出は尽きず・・書きたいことは目白押し。
トップバッターで書かせていただいたので、自由に書くことができましたが。
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私は字が下手だという劣等感があります。
それで、子供たち二人には、小さい頃よりお習字を習わせました。
私自身も、"40の手習い"もどき、○○才の手ほどきで書道を習ってみたりもしました。
覚えは悪く、書体の上達はさほど望めませんでしたが、
「丁寧に書く」という心を教えていただきました。
(私のお気に入りのレター・ウィリアム、モリス作)
私は、美しい字を書く人に知性と教養を感じます。
同じことが、きれいな字と、不用意に書きなぐった字が、書面に書いてあったら、
美しい文字の方に魅かれますよね。
「"名"は"体"を表す」(名前は実体を表すという意味)と言いますが、
「"文字"はその人柄を表す」と思いませんか?
書道コンクールに入選するような芸術的な書体でなくても良いのです。
文字の下手な私の流儀は、「丁寧に心を込めて書くこと」。
近年、パソコンの登場で文字を書く機会は減りましたが、
やはりメッセージかードや季節の便りは、手書きの文字の方が "あたたか味"が伝わります。
うまくなくても、読みやすい丁寧な文字。
それは相手への「思いやり」に繋がります。
今回のメッセージカードを機に、また手習いがしたくなりました。
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