新緑の夜、公園のブランコに乗ってみた。
古びた外灯がぼやけて見えて、とてもロマンチック。
ああ、なんとも懐かしい。
ブランコのスィング(前後の揺れ)も快調で、漕ぎ過ぎで少々気分が悪くなる始末。
漕ぐたびに、夜空や新緑が目の前に近づいたり離れたり。
単純な繰り返しだが、何とも言えず心地良い。
昼間は子供達や、ご年配者のゲートボールで賑わう公園も、ひっそりと夜を楽しんでいる。
またブランコ待ちする人もいないので、大いに気持ちが放たれる。
公園もキチンと管理されていて、あの独特の さびた"ギーコ・ギーコ"は聴こえない。
身体が前にせり出すたびに、子供がよくやる飛び降りをしてみたいのだが
年を考えて、それはもうできない。
梅雨なったらチャンスが減るので、明日の晩もこよう。
何故か昼間は、ベンチで過ごす方が好きであるが、
夜のブランコにはハマりそうである。
毎晩、晴れるといいな。
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