朝露の緑の中でふと浮かんだ。
静御前は果たして幸せだったのだろうか?
義経との恋路は苦難の道。
頼朝との不仲で人生が狂って?しまった義経との恋はいかばかりであったのか?
落武者にしても、遠い恋人をいとおしく想わない日はなかったでしょう。
日本史には詳しくはないが、静御前はいちずに義経を愛した芯の強い女性でたあったらしい。
不仲になった頼朝に、義経を慕う舞を披露したという逸話が残っている。
当時はSNSがないから、恋人の安否は人づてに聞くか、想いを馳せるしかなかった。
考えただけでも胸が痛い。が、ロマンも深い。
義経一行は、弁慶らとともに苦しい旅を強いられてしまった。
野に咲く花を見ても、何をしても彼女へ愛おしさがあったに違いない。
成就することのない恋。
今時は、流行らないフレーズかもしれません。
陽だまりのなか、気持ちの良い散歩をしていると、なんだか燃えるような恋がしてみたくなった。
お陰様で穏やかな日々です。が、近年だと瀬戸内寂聴さんのように
全て捨てても飛びつく恋がしてみたくなりました。
(決して浮気願望があるわけではありませんが・・)
また散歩に行きます。
木々が風に遊ぶのをみて、遠い戦国の時代に心がワープしそうです。
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「しづやしづ、しずのおだまきくりかえし 昔を今になすよしもがな」(静御前)
(意訳 静よ静よと繰り返し呼んでくれた、あの懐かしい昔にもう一度戻したい)
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