暗いニュースは、充分に溢れている。
コロナ、戦争、ガソリン・諸物価高騰・・・
人類が地球に存在し続ける限りは?
私達、人類の手の及ばないものと、
一方で、自ら作りだしている悲劇があり
それらは無限である。
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ノーベル賞の設立者、アルフレッド・ノーベルは、
安全な爆薬をつくるために、ダイナマイトを発明した。
トンネル掘窟に大きな成果を上げ、
文明の発展に大きく貢献。
その半面、悲しい事に
それらが戦争で使われるようになり、
最先端の殺戮兵器とも化してしまった。
億万長者であった彼は、
死後に、莫大な遺産を基金とし
その利子を、
ノーベル賞受賞者の賞金に充てるとした。
"世界の平和"と"人類の幸福"のための画期的な発明が
大きな悲劇を生み続けた事への
謝罪の意味であるという。
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1903年、ラジウムの発明で
ノーベル物理学賞を受賞したキュリー夫人も、
その成果が、同じ道をたどってしまうのである。
夫も彼女自身も、研究での被爆が死因である。
命がけの日々であった。
ラジウムの有益利用で、蛍光塗料ができた。
彼女の死後、その発明は
当時、主に時計の文字盤に使われ
暗闇でも時刻をみれるようになった。
また夜道の道路標識が光ることでも
大いにに助けれれている。
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もしもキュリー夫人の研究がなかったら?
ここで、放射能や"原発"についても考えてみる。
"原子力"を正しく、安全に利用できれば
大いに人類の武器になる。
ふだん、私たちがお世話になっている
健康診断のX線は、身近なところでしょうか。
しかし、現実には良い事ばかりではない。
核兵器により、私達は破滅に向かうかもしれない。
また、その廃絶に成功し、
安全な原子力有効利用(原子力発電所増設)が
実現すれば
気候変動問題、CO2(地球温暖化ガス)削減が
できるのは明らかである。
話は戻るが、
今では、ラジウム無しの蛍光塗料が開発されている。
そちらにも、大いに期待したいと思う。
地球の王様は人類ではない。
他の動物と同じ、一つの種である。
私達のおごりと
地球を占有しようとしてきた結果が
"今"に在ると考えている。
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