旧古河庭園(東京都・北区)では、
多種のバラが謳歌しています。
3年ぶりに春のバラフェスティバルが開催。
武蔵野台地に遺るこの小さな洋館には
洋風庭園、日本庭園もあり、
旧古河財閥の住人達が羨しい。
実家から徒歩30分弱の名勝は、
"赤毛のアン"に負けないくらいの想像力、空想力で
私をお姫様に仕立ててくれました。
その昔、侵入禁止のロープごしから、
何とか内部を覗こうと
小さい身長が、目いっぱいつま先立ちしていました。
見えたのは、カーテンくらいだったのでしょう。
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もしも洋館のお姫様だったら、
ビロードのドレスで、羽根つき帽をかぶって・・・
まさに、バラ色のらせん階段? の絨毯を
裾をひきずり、駆け降りたかったです。
もちろん、ティータイムには、
紅茶とクリームたっぷりのビスケット。
シホン・ケーキもいいわね。
私の幼少期には、訪れる人もまばらな洋館でした。
平成18年に国の文化保護指定を受けてからは
来訪者も増えてたようです。
プロの庭師が入り、
一年を通して植物を楽しめるよう、
その種類や配置、色合いが
計画的に植栽されているのでしょう。
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中国から伝わるバラは、
「枕草子」(清少納言)や「古今和歌集」にも
多く詠まれいてます。
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"さうぶはちかくて、枝のさまなどむつかしけれど、
をかし"
(清少納言・・・"さうび"とはバラ)
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お花を眺めていると
自分が "自然"であることを思い出します。
お花さん、お花さん、今日も良い日をありがとう。
幸福度、満開です。
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