「花の命は短し、恋せよ乙女~♪」
違うのだ。花の命は〇性よりもはるかに長いぞ。
"花"とは、若き麗しき女性のこと。
(河津桜も葉桜に変わりつつ、柳色もピンクを引き立てるよう)
母 「昔の女性は偉かったのよ。
夫より早く起きて、夫より遅く就寝する。
まあ、時代の掟みたいなものかなア~。」
娘 「え? 寝不足じゃん。
だけど、今の80代の人は、
女性の方が、7年くらいは平均寿命が長いよ。」
母 「それはね。夫の永眠後、
7回忌(6年後の法要)を済ませて、
あの世に行くというのが、
"女の鑑(カガミ)" の生き方だったのよ。
娘 「へえ、じゃあ旦那が無くなった後、
6年間も"元の独身生活"を楽しむために、
年上の人と結婚したんじゃないんだね。」
母 「そうよ。"野菊の墓" を読んでみて。
ホントに泣けちゃう純愛物語。
女性が年上だったことが原因で
恋仲の二人は、一緒になれなかったという
有名な伊藤佐千夫先生の小説があるのよ。」
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(お嬢様は、美食がお好き)
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娘 「時代は令和だね。
科学の本には、違うことが書いてあった。
仮説だけど、台所権を持つ主婦が自分の食卓に
夫よりも新鮮食材を毎日並べていたから
女性の方が、健康で長生きだって。
当時は、冷蔵庫もなかったしね。」
母・・・
私が、残り物の方を、パパに食べさせている
ことに、気が付いているのかな?
正直なお嬢様様
「女性長寿論とは、直接関係ないけれど、
甘いものが手に入りにくかった時代には、
主婦は隠れて、
調味料の"みりん"を飲んだらしいよ。」
母・・・
あっぱれ、我が娘。
さては、こっそり私が昨晩
最後の一つの団子を食べたの知ってたな。
母 「○○ちゃん、古いお菓子を家族にたべさせまい
と、ママがかわりに犠牲になったのよ。」
・・・う、かなり苦しい言い訳じゃ!
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