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"彼はベトナムで死んだ" (嶋元啓三郎遺作集) 「ノイズのない写真」

書き始める前から、震えが止まらない。

何のために "彼はベトナムで死んだ" のだろう。

映像、音、感覚のノイズだらけの人間社会・・

考えてみるべきコト。

IMG-1435.jpg

北京オリンでも話題になった、SNSでの誹謗中傷。

記事が事実であるかを確かめないゆえに、

悲劇が起こる。

発信者の行き過ぎた解説もどき装飾が、

受け手の心証を大いに支配してしまっている。

そんな折

故・嶋元啓三郎さんが、教えてくれた。

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是非この遺作集を手に取ってみて下さい。

(末尾参照)

白黒の写真。

それぞれの作品にタイトルはあるものの、

薄っぺらい人達の発信ように

戦場カメラマンは多くは語っていない。

これは、彼の突然の死後の遺作集であり

現代に溢れる "ノイズ" は少しも存在しない。

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・・トラックの荷台に横たわる妹の遺体に向かい、

何かを叫ぶ少年。

・・子供たちと(必死に)河を渡る女性。

カメラマンは心穏やかであっただろうか。

ただ "瞬間" を捉えたかったのだろうか。

「手助けしてはいけない立場」を守ってまでも

残したかったものを、深く考える時である。

SNSの被害にも無感覚になり勝ちな私達。

事実のみをもって、

自ずから物事を見極めるべきだ。

そう、今すぐ方向転換すべきです。

難ければ、ブレーキぐらいはかけらる!

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"彼はベトナムで死んだ" 

なぜ?

煩わし解説や一方的な装飾が一切ない

"一枚の写真"という手段で、

大切なことを語り尽くせると確信していたからだ。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

著作権の観点から、このページに映像を提供できないことがただただ残念。

目次紹介(一部・作品より引用)

〇手づかみされる命

〇殺しのない日曜日

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紹介書籍

(タイトル) 

「彼はベトナムで死んだ」

(著者)

故・嶋元啓三郎 氏

(出版社)

読売新聞社 昭和47年 初版

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