書き始める前から、震えが止まらない。
何のために "彼はベトナムで死んだ" のだろう。
映像、音、感覚のノイズだらけの人間社会・・
考えてみるべきコト。
北京オリンでも話題になった、SNSでの誹謗中傷。
記事が事実であるかを確かめないゆえに、
悲劇が起こる。
発信者の行き過ぎた解説もどき装飾が、
受け手の心証を大いに支配してしまっている。
そんな折
故・嶋元啓三郎さんが、教えてくれた。
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是非この遺作集を手に取ってみて下さい。
(末尾参照)
白黒の写真。
それぞれの作品にタイトルはあるものの、
薄っぺらい人達の発信ように
戦場カメラマンは多くは語っていない。
これは、彼の突然の死後の遺作集であり
現代に溢れる "ノイズ" は少しも存在しない。
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・・トラックの荷台に横たわる妹の遺体に向かい、
何かを叫ぶ少年。
・・子供たちと(必死に)河を渡る女性。
カメラマンは心穏やかであっただろうか。
ただ "瞬間" を捉えたかったのだろうか。
「手助けしてはいけない立場」を守ってまでも
残したかったものを、深く考える時である。
SNSの被害にも無感覚になり勝ちな私達。
事実のみをもって、
自ずから物事を見極めるべきだ。
そう、今すぐ方向転換すべきです。
難ければ、ブレーキぐらいはかけらる!
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"彼はベトナムで死んだ"
なぜ?
煩わし解説や一方的な装飾が一切ない
"一枚の写真"という手段で、
大切なことを語り尽くせると確信していたからだ。
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著作権の観点から、このページに映像を提供できないことがただただ残念。
目次紹介(一部・作品より引用)
〇手づかみされる命
〇殺しのない日曜日
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紹介書籍
(タイトル)
「彼はベトナムで死んだ」
(著者)
故・嶋元啓三郎 氏
(出版社)
読売新聞社 昭和47年 初版
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