「お月さま」というと竹取物語(かぐや姫)を真っ先に思い出します。
牛車に乗り、お供を従え「月の世界」へ帰っていく。
日本の最古の物語は、還暦近づく私の"乙女こころ"でさえ平安の世界にいざないます。
「まんまるお月さま」・・"月に住んでいるウサギさんのお餅つき"を連想する方も多いと思います。
私は「かぐや姫」が"おとぎ話"とわかっている反面、「ウサギさん」物語は、何故だかかなり後まで本当の話と信じていました。
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23日(秋分の日)の晩、外国人の友人に聞かれました。
友人 「今日、日本は祭日だよね。なんの日なの?」
私 「えっ? フル・ムーンデイというんだよ。」 とっさの一言。
(・・突然聞かれた私は「秋分の日」という英語を知らず、ググる間もなく浮かんだ言葉がこれでした。
なんだか、どこかで? 聞き覚えのあるフレーズ。
そうだ。以前JR東日本のコマーシャルに使われた言葉だ。)
あとはうんちく・カンチク・・めちゃくちゃ英語!
「お彼岸のお中日」とか「ぼた餅」「墓参り」「三途の川」etc
日本の伝統文化や仏教特有の話もしたけれど、キリスト教徒の友人に果たしてどこまで伝ったのか知らん・・)
私 「日本には、秋の満月の晩、ウサギさんが "お月さまでお餅つきしている" という言い伝えもあるのよ。」
友人 「へえ、それじゃ僕は日本人じゃないから、日本の祭日を祝って"僕なりに"月に向かって、今晩吠えることにするね!」
(‥それって今はやりの「ニャルトラル」の話だよね?・・)
~~~まじめな話~~~~~~~~~~~~~~~
「秋分の日」は1948年、祖先を敬い、亡くした人を偲ぶ日として制定されました。
天文学からいうと「太陽が赤道を真東から登って、真西に沈んでいく日」に一番近い日が
2021年は、9月23日{秋分の日}と3月20日{秋分の日}となります。
参考までに英語で「秋分の日」は
"Autumnal Equiniox Day" です。
~~~独り言~~~~~~~~~~~~~~~~~
国境、人種を超えて「類は友を呼ぶ」法則は成立するのね~。
彼(外国の友人)の国と日本とは時差が8時間くらいあるけれど、ホントに夜になったら月に向かって吠えるのかしら。
その晩の現地の天気が「曇り」であることを密かに祈ったのでした。
「お月さま」は、春(おぼろ月)や秋(中秋の名月)の代表的な風物詩ですが、どちらの季節の「季語」でしょう。
さっそく調べてみましょう。
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