「終活」というと・・"エンディングノート" "遺産分配" "葬儀" 諸々。
今回はとても大切なお話です。近日、このHPの「おススメ」でご参考になる事をお伝えいたします。
お隣リの敷地と皆様のお住まいとの境界線は、お互いの合意の元に明確になっていますか?
もし、ご確認が必要でしたら、この件も終活の一つに加えて下さい。
なぜなら、
〇敷地を接する大切なご近隣の方々と、今後も良いお付き合いを保つため。
〇次世代にトラブル等を負わせないため。
もしご不安がおありなら、早めの解決をお勧めします。
実際にあったお話。
〇AさんとBさんの境にコンクリートブロックが設置してあった。ある日、Bさんは隣人(Aさん)から、そのブロック塀の上に小さな花鉢を置かせてほしいと依頼があった。その時Bさんは、自分の敷地に自分の塀を設置しているという認識で、当然Aさんも同じ見解だと思い了解した。数日後たくさんの花鉢が、およそ4mの塀の上に並べられた。数年後、Aさんよりコンクリートの壁を壊したいといわれた。理由は、壁が揺れるので地震に備えて軽くて低いフェンスに交換するとの話。Bさんは驚いた。Bさんの主張は、自分の敷地に自分でコンクリ―トブロックを設置しておいたのに話が合わない(前述)。Aさんは、"自分の敷地内の塀なので" 数年お花を飾っていて状況的にも自分の物(敷地と塀)だと主張。Bさんは親切心でお花鉢設置を快諾したつもりだった。
その後の詳細はお伝えできませんが、正式な登記や測量図等、公的な書面があると解決が早いです。つまり公的根拠が明白でない"状況から察する要素"が多くなるほど、一時的にでも人間関係が悪化する恐れがあります。このケースは、Bさんの主張通り、Bさん所有の敷地に、Bさん所有の塀があり、塀の外側が境界と判明。合意に達した。
〇隣(Aさん)が家の建て替えを検討した。Aさんは法律通りの施工(隣地より建物を50cm以上離して建てる)で家を新築すると1000万土木工事費用が多くかかるので、境界線ぎりぎりに新築させてほしいと隣のBさんに依頼した。Bさんは快諾したが問題が発生した。AさんとBさん双方には境界線の位置の認識に明らかな違いがあった。最終的に、AさんとBさんの境界線の上に、ブロック塀の中心線があったことが判明。Bさんは親から相続した家に住んでいたが、隣との境界線の問題に触れる機会はなかった。最終的に正式な公的証拠、物的状況証拠からBさんの主張が正しいと認められた。その後、双方立ち会いのもと、境界線を地面に刻印した。解決には数か月であったが、Aさんのとの心境問題はいまだに未解決。
少々重たい課題ではありますが、皆様の大切な財産(不動産、人間関係)のために二つの例をご紹介しました。
もうすぐ梅雨明け。二十四気の「処暑」ですね。(7/7~7/21)
晴れやかに夏をすごしましょう!
すべての魂が安らかでありますように。
・・・おまけの話・・・
金魚柄は、物事を順調にします。小物や置物も開運になるとのこと。(中国の言い伝え)