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「死体とは、人間関係を持たない自然」 養老 孟司先生(解剖学者)

IMG-4736 (1).JPG養老先生と言えば「バカの壁」

先生のご著書には学ぶことが多く、「今の若者は・・」「現代社会は・・」と少し厳し気なようで、決してそうでない先生のお言葉は抵抗なく心に入ってきます。まさに「学者肌」の器の大きな方。ご自分に正直で自然体のお人柄がとても尊敬できます。「コロナ疲れ」の中、心に響いた養老先生の一言があります。

「死体は人間関係を持たない自然」・・人間は2つの要素があり、一つは「人とのかかわりの中で生きている時間」(=都会暮らし)。もう一つは「花鳥風月」(=田舎暮らし)です。つまり「人と関わらなくても生きていける時間、自然そのもの」です。

そもそも「死」の定義とは何か? 医者が「ご臨終です」と言っても、臨終時刻からすぐに「網膜」「肝臓」臓器類を移植すれば、他の身体の中で数年間細胞は機能できるのです。「"死"とは何?、いつを指す?」 答えのないテーマ。コロナで突然、身近な方を亡くされた方もいらっしゃると思います。毎日、ニュースで知る死亡者数に何を感じますか?

先生は少しも「死」は怖くないそうです。「生」と「死」の境がなく「今の命」の延長上に(俗にいう)「死」がある。それは人間の作った区切りであり「幽体離脱」はその通過点。 私も「死」とはそういうものであって欲しい。

IMG-9391.jpg(ヒトは何処からきて何処に行くのでしょう・・物心ついた頃からのナゾです。金魚ちゃんは死後の世界について考えるのでしょうか?)

・・おまけの話・・

人には3つの「死」がある。 「肉体の死」「魂の死」そして「人に忘れられることの死」

(何かで聞いたことがある)

また、養老先生の発信は多数ですが「母の壁」という言葉があり、こちらも多くの方が共感できる体験談です。もしも先生にお会い出来たら!!

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