「紅茶」「女王様」「ハリー・ポッター」「2階建てバス」「霧煙るロンドン」etc・・・。
今回はトイレのアイコンのお話です。昔は海外のトイレ事情はかなり劣悪でした。ベルサイユ宮殿にトイレがなかったことくらい朝飯前? ハイヒールの由来にも伺えるように、我が国においては「厠」や「ご不浄」(つまり"お便所")とはいえ、トイレ文化の長い日本建築は、衛生面でかなり西洋に勝っていたと思います。
現在では日本の高級ホテルのトイレ以上のお手洗いが西洋のカフェにも取り入れられ、チップも心を込めて出せる場面も。 数十年前、ヨーロッパの決して清潔とは言えない "トイレ" が有料だと知った時、純日本人の私は「自然現象」(=うん〇・おしっ〇)にまでお金を払えるか! と激怒したものです。
(日本では、公共トイレとレストランの水はまだまだ「無料」という通念ですね)
そうそう、トイレのアイコンのお話。
昔むかし、初めてロンドンを訪れた時、トイレで驚いた事がありました。アイコンが・・男性用が「Romeo」(ロメオ)、女性用は「Juliet」(ジュリエット)と素敵なシルエットの下に書かれていました。さすがシェークスピアを誇る国。
ただでさえトイレが恋しい私が、トイレが少ない外国で"ホッ"と用を足せた思い出です。
・・・おまけの話・・・
表現一つで心地よくなる。「美しいものに囲まれて過ごしたい」・・住まいのインテリアは大切です。
・・・おまけのおまけの話・・・
"To be, or not to be. That is a questionn !"
(生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ)
by William Shakespeare
"To pay, or not to pay. That is not a question !" (any more)
(チップを払うべきか否か、もう悩みません)
written by "Rieko Sugioka"
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