・・悪質な訪問販売がまた増えてきたように感じます。
頼んでなくても向こうからやってくる。
すべての訪問販売の会社が「悪質」ではありません。
そもそも私たちのお仲間ではないので、「悪意ある方」とでも言っておきましょう。
訪問販売の会社さんにも立派な業者さんは、たくさんあります。
よくある手口
①近くで工事しているが、上から見たらお宅の屋根の一部(あるいは全体)が痛んでいる。
早急に修理しないと危ないし、家が傷む。
(この場合、「近く」とはどこですか? と聞くと答えない。
実際に屋根工事や足場を組んでいる現場から見下ろせるお宅がターゲットになりやすい)
②この辺で、シロアリが多く発生しています。
近所のお宅でシロアリ駆除していますが、こちも心配なので無料で床下を点検しますよ?
(この場合は、すでにシロアリを手に持っていて、こちらの床下から見つけたとアリを見せるパターン)
・・①②は、お住まいの方が、直接屋根の上にもぼって確認できなかったり、狭い床下をもぐってみることができない
ことを狙っています。
③この近所で下水が詰まって配管清掃をしています。下水はつながっているので、こちらの下水も
詰まって流れなくなる危険があります。その時は悪臭もひどくなりますよ。
今なら、近所に来ているついでなので、安くやります。
④お宅の給湯機がもうすぐ寿命です。給湯機は壊れてからでは遅いですよ。早めの取り替えが必要です。
今ならキャンペーン価格で工事できます。
・・③④「実際に起こってからでは不便?」という心理につけ込む作戦。
例をあげたら、他にもありますが・・・
共通点
〇比較的、ご年配のお宅が被害にあいやすい。
〇「そのうち」ではなく「今直ぐやらないと」という不安をあおる。
〇名刺(会社)の住所はあまり近くなく、すぐに存在や評判を確認できない。
(地元で評判が良ければ、遠くまで来ないはず)
対応策
〇一人で判断しないで、まわりの方に相談する。
〇その会社の連絡先(名刺など)に連絡しない。相手はすでに対策済み。
〇本当に不具合か心配なら、他の信頼のできる業者にみてもらう。
〇慌てて契約したりハンコを押さない。ク―リングオフがあると安心してはいけない。
(クーリングオフには期限と正式なやり方がある)
〇押印して後悔したら直ぐに第三者に相談する。
ドアは開けない。(基本の基本。知らない来訪者にドアを開けてしまう方が意外と多い)
インターホンでの対話は、スイッチを切れば良い。
迷ったら、早急に帰ってもらい冷静になる。(相手の滞在時間が長くなると、再訪問されることがある)
撃退トーク(再訪お断りなら)
①「有難う。その事はわかっているので、すでに工事の手配をしてます。」
②「うちは工務店やってます。ご心配なく。」(これ効果抜群)
③「もうすぐ引っ越します(立て替えます)ので直しません。」
不愉快な話題で申し分けありません。
心無い人達とかかわらないよう、今日のお話を是非心にとめてください。
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