一昨年、スペインに行った時の事です。

ソフィア王妃芸術センターでピカソの
ゲルニカを見ました。

大変有名な絵画でよく知られています。
私も教科書などで見ていました。が、
実際のそれはとても大きく（縦3.5ｍ、横7.8ｍ）
大きさだけでもかなりの迫力でした。

ガイドの方がいろいろ説明してくださいましたが、
見ているうちにその声が耳に入らなくなりました。
知らず知らず涙がでてきました。
見ているとそこに描かれているひとつひとつが
胸に突き刺さって来るようで。
感動、と一言では片づけられない感情でした。
ふと横を見ると、一緒に行った私と同年代の
友人も泣いていました。
こんな経験は初めてのことで自分でも
驚いてしまいました。

ちなみに一緒に行った娘位の年代の子達は
いたって冷静に「これが有名なゲルニカね」と
特に涙するなんてことはなかったようです。
年を重ねないと感じられないこともあるのですね。

見終わったあと外へ出るとスペインの
抜けるような青空。
思い出すとあの時の感動で胸が震えます。
もう一回見たいな・・・。

ナカジマ

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