~流し雛から、雛人形への移行~
もともとは穢れを移すための身代わりである形代(かたしろ)として
使われていた人形(ひとがた)。
川に流してしまうことから、素材も藁や紙など質素なものでした。
これがどうして、今のように大切に愛でられる存在へと変化していったのでしょうか?
実は平安時代、人形(ひとがた)とは別に、宮中で幼女が遊ぶ小さな人形(にんぎょう)
がありました。
この人形を使った遊びを 「 ひいな遊び 」 といいます。
やがて、ひいな遊びの人形と、身代わりとなる人形(ひとがた)が結びつき
人の厄を受ける男女一対の紙製立雛が誕生。
これが、いわゆる雛人形の原型なんだそうですよ!
やがて人形作りの技術が発展し、立派な雛人形ができてくると
ひな人形は流すものから、飾るものへと変化していきます。
~つづく・・・~
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