~ 破魔矢 ・ 守護矢 ~
古来、弓矢には魔除けの信仰があり、神事の邪気払いとして使われていました。
破魔矢がお正月の縁起物として寺院、神社で授与されるようになったのは
江戸時代の頃。
破魔矢という呼び方は俗称で、神社によって呼称は異なり
寺院などでは守護矢と呼ぶこともあります。
神棚や床の間といった清浄な場所に飾るのが一般的ですが
本来は、その年の凶方向に矢尻を向けて飾るとよいという説もあります。
破魔弓と組み合わせて、飾ることもあります。
~ひとくちメモ~
神棚や床の間がない場合、目線よりも高い位置に飾るのがよいといわれています。
凶方向はその年によって違うので、寺院で確認するといいでしょう。
破魔矢、守護矢は1年間飾り、翌年の “ どんど焼き ” などで焚きます。
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