和で愉しむ 「 年迎え 」
年末年始には、日本の昔ながらの習わしに触れる機会も増えるでしょう。
恒例の行事も、由来を知ればおもてなしの心がこもっていることに気づきます。
このお正月は飾りつけにも少し工夫を加えて、伝統文化をより
愉しんでみませんか??
歳神様を迎えるための目印
神様を迎える依代として、門や玄関に飾られる目印。
古来、神が宿ると信じられていた常緑樹が用いられ、古くは榊や樫、杉などが
使われていましたが、平安時代に松を、鎌倉時代に竹が使われるようになったと
いわれています。
竹の先端部は、真横に切った“ 寸銅 " と、斜めに切った“ そぎ ” があります。
左右一対を飾るのが一般的ですが、最近では住宅環境などの変化から
松の小枝で作られた略式の門松を飾る場合も。
関西の旧家などでは、根を張り、成長していくことから
根がついた黒松を飾ることもあります。
~ひとくちメモ~
本来は、大晦日に大掃除をして邪気を祓ったあと
門松を飾って歳神様を迎えていました。
最近は12月13日から28日までの期間に飾るのがよいとされています。
また、門松を取り払うことを “ 松納め ” “ 松送り ” といい
小正月の15日に飾りを取り払い(地方によって最近は7日のところも多い)
“ どんど焼き ” で焚きます。
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