そもそも、温泉ってどういうもの?
昔から温泉が大事にされてきたのはなぜ?
などの基礎知識を知れば、温泉へ行くのがもっと楽しくなるはず。
これから温泉の季節がやってきます!!
少しでも癒されるために、本日は温泉について、
少しだけお話したいと思います。
地中から湧き出る温泉は 「 地球のエネルギー 」 の証!!
温泉の成り立ちにはいくつかのパターンがあります。
日本に多い 「 火山性温泉 」 は、雨水や海水などが地中に浸透し
火山下のマグマだまりで温められ、
地表に湧き出した(または掘削された)もの。
つまり温泉は、地球自身が活動している
“ 生命エネルギー ” の証なのです。
「 小さな島国 」 ニッポンになぜ温泉が多いの??
日本は地球上を覆っているプレート(かたい岩板)のうち
4つのプレートが混在する島国。
それぞれのプレートがぶつかり合うため摩擦が起きやすく
火山のもととなるマグマが発生しやすい地域になっています。
温泉が多いのは、この地形の影響といえるでしょう。
自然の恵みだからこそ、源泉1本1本がオリジナル
源泉(温泉の湧き出る場所)は、
それぞれ土壌や気候などの条件がバラバラ。
地層次第で含まれる成分やミネラルが大きく変わり
淡水や海水など水質も異なるため、源泉1本1本が、自然が生み出した
オリジナル。
同じ地域でも、全く違う泉質の温泉があるのはこのためです。
6,000年前の縄文時代には日本人は温泉に入っていた!!
長野県諏訪市では、縄文時代の土器片や石斧などが温泉の痕跡と共に
発掘されており、縄文時代から人々が温泉を使っていたといわれています。
また 『 出雲國風土記 』(733年)には島根県の玉造温泉について
“ ひとたびすすげば形きらきらしく、
ふたたび浴すればよろずの病ことごとに除こる ” とあり、
温泉が古くから美肌と健康によいとされてきたことが分かっています。
~つづく・・・~
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