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盆月にしたこと お魚食べよう

今月は盆月。
お盆に盆だなに並べたご位牌の「くりだし」を1枚ずつ裏返して見てみました。
盆だなの用意は我が家では当主の役目ですので、あえて見ようとしないまま今日に至っています(笑)
「くりだし」とは、仏壇が賑やかになると、位牌を止めて薄い札に書きなおしてもらい、それが10枚はいるような箱型になります・・・・・・ヘタな説明。
1枚の札に夫婦の戒名と裏に命日や享年が書いてありました。
当地は何時頃からかわかりませんが、客仏といって、位牌は本家だけではなく、子供全員が位牌をいただきます。位牌分けと言います。
位牌分けをしてもらうと、背中に位牌を背負い自分の家に持ち帰ります。
その時に川を超すようにと言われた記憶が・・・・・・。
実家の親の位牌をもらってくると、家では両親がお寺さんと庄屋新宅などの近い人をお呼びして一席を設けてくれました。
だから我が家の仏壇には、だいだいの妻の両親の位牌も収まっているのです。
嫁いだばかりの頃、これらの位牌を見て、男性は語り伝えられているけれど、女性は3代も経てば、忘れられて位牌1枚になってしまうのかと思ったものでした。
ちょっとね、ヒョックでもありました。
くりだしに収まっていたのを1枚1枚眺めました。
自分が齢した分だけ、我が家の歴史にも明るくなったのでしょう、これは誰なのかと分かるようになりました。
ただ客仏にかんしては、情報が少なかったということでしょうか、くりだしに、享年が抜けていたりします。
今朝の信濃毎日新聞の斜面を読んでいたら、我が国で庶民が墓石をたてるようになって100年ばかりだそうです。
自分の家の墓地を見て、なんとなく胸に落ちました。
5~6年前、石材店を経営する友人が忙しいと言いました。
それは結構な事と言いましたら、墓仕舞いで忙しいのだと衝撃な話をしてくれました。
そういう時代が急速にやって来たようです。
人の見送り方にしても、お墓にしても。
 
この50年ばかりの間に、一極集中というか、働く場所を求めて都会に人がでていきましたからね。
その地域に根差せば、なかなか田舎には戻りません。
親は介護保険で、田畑は荒廃地で・・・・・。
田舎のお墓ではお墓参りに行くのも大変は、その次の世代の選択かもしれませんし、後継者がいなくてということもあるのでしょうね。
墓石に生前戒名を彫ってもらいに来た遠方に住む親戚が、その時お願いしたお寺さんが危機感をもっているようでとと話してくれました。
遠方に住んでいればわからなかったかもしれませんが、今一番危機感を感じているのはお寺さんだと思います。
処理水。
政府がいうように本当に心配が無いならば、総理は国民に語ればいいと思います。
政府が安心をズッと保証するから、皆さん魚を食べてください、って。
風評被害だの保証だのなんて、その次のことで、一番はそれでしょう。
説明、丁寧な説明って何と思いますもの。
それで中国が韓国が・・・・・そんなこと以前に国内ではないかしら。
安心をズッと保証できる自信があればですよ・・・・・・ここが問題か。
最初はあれだけど、そのうちになんだかわからなくなっちゃうのかもね、慣れってあるからお互いにね。
お魚食べよう。
お読みいただきありがとうございました。
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