朝10時前に松本市美術館に到着。
赤い水玉が見えます‥‥草間弥生さんの常設展になっているのです。
染色って見ると、ツッーッッと惹かれていく私。
布が好き・・・・らしいってこの頃よく自覚します。
美術館も動画配信していて、そちらを見ていたのですが、本物を見たいは抑えがたく夫を誘いました。
今回の展覧会は97歳になった柚木さんの近年の染色作品を中心に、水彩、版画など80点が展示されていました。
私の気になっていたのは柚木さんの若いころに染められた作品です。
1950年代から80年代の物です。
木綿や絹・・・絹といっても紬地のような粗目の地に染めだされた、斬新なデザインです。
現在日本民藝館にが所蔵しているものでした。
どうやってこれを染めたの?
柚木さんの出発点が感じられたのです。
赤色が素敵で・・・・本当に素敵で。
じっくり眺めていました。
最近の作品は、モダンです。
ユーモアいっぱいの絵本の表紙から挿絵までの原画が20点。
「ぜっぽうの濁点」という作品です。
鳥獣戯画からとった作品 114×1193の大作です。水彩で描かれていました。
うさぎ・カエル・サルが生き生きと描かれています。
村山さんの鳥獣戯画はうさぎは貴族で、カエルは武士でサルは僧侶でと描いていたそうですが、見ていて私にはその物語が組み立てられませんでした(笑)
柚木さんはこの村山さんの鳥獣戯画を見て描かれたと説明書きにあったような気がします。この大作2019年制作です。
せっかくだからといくつもある常設展を巡りました。
そして草間弥生さんのも。
新聞紙上でも何回も作品が掲載されていて、実はその都度避けてきていたのでした。
最初の黄色のオブジェは横目で見て、次のシャンデリアはよかったのです。
その次も鏡を使ったマジック作品でした。
その次・・・ダメって。
さらにその次の部屋に入ったトタン、もう絶対ダメ。
夫にダメだから先に進むと言ったのを聞いていた係員の方が声をかけてくださいました。
「こちらから出られます」と。
私子供の頃から、グジュっと細かくあるものがダメなのです。なんともいえない気分になってしまうのです。
それでも最近はかなり我慢ができるようになっていたのですが、広い部屋の壁一面に展示された作品はまさにそれに見えたのでした。
草間さんのエネルギーの凄さに私負けました(笑)
どこへも寄らず帰途につきました。
カーナビに距離優先と入れたら・・・・・そうなんです、なかなか思うルートが選択できないのです。
エー、エー、と思っているうちに、連れていかれたのは山の中。
三才山トンネルの入り口手前に出る道路です。
急ぐ訳でもないから、珍しいとこドライブできてよかったわね、ということで。
それにしても松枯れが凄い松本市でした。
国有林は枯れたのを伐採しているのかもしれません、林道を走ってきてそう感じましたが、私有林が凄いということなのでしょう。
空中散布を止めると新市長さんになってから新聞で読んだような記憶がありますが、これからどう対処していくのでしょうね。
まだ佐久はあそこまではいっていませんが、時間の問題かもしれません。
いずれにしてもマツタケは幻になるかもしれませんね。
お読みいただきありがとうございました。
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