先日高校の同窓会の役員会がありました。
昨年夏の猛暑というより酷暑を受け、この涼しい佐久でも教室にエアコンをとなりました。
長野県が2020年夏までに県立高校のすべての普通教室にエアコンを設置することになりました。
整備対象は普通教室の他に特別教室の内、PC教室、図書室、音楽室は対象です。
その他に管理諸室が、単純に計算すると1校当たり7室ですが、実際ある室の半分以下のようです。
管理諸室は早く言えば研究室というか、各科目の先生たちのいらっしゃる場所です。
現在までPTAや同窓会の費用で設置してある部屋もあります。
県にも予算があるから、対象にならない部屋は同窓会の負担でやるしかないか、という流れがあったのですが、今回役員会の中で、「それはおかしい」のではという意見が出ました。
働き方改革と言いながら、研究室が対象にならずに、それを同窓会にもってくるのはおかしい。
過去に入っているPTAや同窓会負担のエアコンの電気料は県が見てくれるようになりましたが、今後同窓会が負担したエアコンの電気料の負担はわかっていません。
高校再編で生徒数も減っていますので、同窓会の予算も潤沢ではありません。
どんどん生徒が減っていく傾向はあります。だからここでエアコンを入れた教室だって何年後には使われなくなることも十分あるでしょうが、そんなこと言っていられません。
我が母校が対象になるのは2020年夏ですが、全県だけでもかなりの数ですから、エアコン自体の供給が間に合うのでしょうか。
家庭用では無理ですから。
県の設計がどの程度のものか・・・・気になるところです。
現在付けられている会議室は4台で200万円程度かかったということです。
つまり1教室に何台必要なのか。
やっぱり建物の造りが物をいうのです・・・・きちんとした断熱が取れていれば、営業用でも台数が減らせるのです。
わが社の体験宿泊ハウスは45坪で体積は60坪の空間を持ちますが、エアコン1台で冷暖房ができます。
家の性能なのです。
先日築浅のお客様が結露がすごいのでインプラス(内窓)を付けたいとお問い合わせいただきました。
今時ですから、結露ができるのはシングルの窓かと思っていましたら、ペアーガラスが入っていました。
だから市の補助金対象からはずれてしまったのですが。
ところがインプラスを追加しても完全に結露は無くならないのだそうです。
凍って窓があかないと言うようなことは無くなり、部屋の温まり具合もいいようです。
どちらさまが建てられたのかしら、とみゆきさんに聞いてみました。
建築専門の会社ではありませんでした。設計士さんはちゃんとした方でしたよ、と図面を拝見したみゆきさんが言います。
断熱と気密の性能が悪いのでしょう。
絵はちゃんと描かれていたからペアーガラスだったのでしょうが、建ててしまうと見えないところに問題があるのかもしれないと、密かに推量したのでした。
昭和の終わりから平成の初め頃、材木の営業に歩いていた私は、多くの工務店さんや大工さんの現場を見る機会がありました。
断熱材としてグラスウールが使われていた時代、あまりにもずさんに壁に押し込まれているのをみたことがありました。
たぶん何のために入れているかという認識がなかったと思います。一連の作業のひとつなのでしょう。ずれて落ちそうになったり曲がったりしていました。
大工さんの性格もあるのでしょうが、たぶん知識がない、勉強していないというのが本当のところでしょう。
内断熱に防湿シートを張った現場でも、空気は通さないけれども水分は通すという心配の現場も見ました。このやり方だと、大工さんが生きているうちに家が腐ったと苦情がくるのではと思ったりしました。
家とは出来上がってから見えなくなるところが一番肝心なのです。
最近の建築現場はシートで囲ってしまうので外からは見えにくくて私としては残念です。
建前が終わって断熱材を貼っていたりする場面でシートで囲われていない現場に出会うと、チェツクしてしまいます。
ちょっと雑だなと見ていました。最近それが仕上がりました。外観はなんとも素敵に。
建てる人が「住む人の幸せを願って」建てていないと起きがちなことがあります。
どうぞこれから建てようと計画されている皆様、どうぞよい工務店さんと出会われることを願っています。
依田美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家
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