エルミタージュ美術館です。
ネヴァ川にそって、薄緑の壁と白い柱が美しい・・・・まさに宮殿・・・大きな建物です。
この美術館は、ロマノフ朝のエカチェリーナ2世の輝かしい時代の冬の宮殿である。彼女が作らせたものではなかった。夫ピュートル3世をクーデターで廃して即位した女帝が彼女です。
1762年、彼女の即位する歳、夫の叔母が生前に依頼していた冬宮が完成したのでした。
そこに彼女はフランス人がよく言うという「隠者の庵・・・アルミタージュ」を建てることを注文し、出来たのがこれが小エルミタージュです。
その後増設したのが「大エルミタージュ」と宮廷人専用の劇場も建設。
さらに19世紀に「新エルミタージュ」が加わり、現在エルミタージュ美術館といわれているのは、「冬宮」とこれら4つの建物をいいます。
1837年に冬宮は火災に見舞われ、宮殿内部は焼失したが、わずか3年で復元し、内部はさらに豪華になった部屋もあったという。つまりそれほどロマノフ王朝の財力はすごかったということなのですね。
収蔵美術品の数が約300万点、全展示室を歩くと20キロメートル以上になるという世界屈指の美術館なのです。
残念なことはツアー客には時間がありません。本館別館含めて4時間です。
建物と美術品の両方ですから。
こちらも事前予約です。その時間まで広場で時間調整です。そこにはナポレオンとの勝利を記念した高い像が立っていました。この国地震がないので、中に芯が入っていないのだとか・・・・つまらないとこに感心しています。
それではこの美術館どこまで記憶しているかわかりませんが、走ってみます・
階段は白い大理石です。1階は世界各地の古代遺物や芸術品ですが、2階に行きます。
2階は19世紀までの西欧美術やロシア文化にまつわるものを展示しています。
ドアの半分が壁・・・開きません・・・という部屋がありました・・・・なぜそうなのか・・・・忘れました。
ピュートル大帝の間は、名前だけで実際住まわれていません。記念ということなのでしょう。18世紀にロンドンで作られた銀製の王座と装飾が赤なのが印象に残りました。
紋章の間は舞踏会に使ったのでしょう。シャンデリアのロウソクの裏に、19世紀のロシアの州の紋章が飾られている所から付けられた名前の間のようです。
部屋の真ん中に噴水のようなものは大きな石の飾りです。石の美しさを見せるものなのでしょうが、これだけの大作はそれだけで意味深いです。
1812年のギャラリーの間は、ナポレオンとの戦争に加わった英雄332名の肖像画が飾られています。奥行が55メートルある細長い部屋です。
そこにあるアレクサンダー1世は騎乗の姿です。その帽子がナポレオンの肖像画で見たことのある、あの帽子をやはりかぶっています。
当時の流行りだったのでしょうか。
大玉座の間・・・・まさに広い。大理石とブロンズの飾りで、床の寄木細工の木は30種だとか。この床当然当時のままではありません。ハイヒールが一番強敵なのだとか。
玉座の上の鷲の紋章はシルバーの刺繍でした。
謁見の時、座っているのは校庭だけなんですって・・・・なるほどです。
パピリオンの間はアラブの影響を受けた装飾ときいた覚えがありますが、全然記憶に残っていません。エカテリーナ2世の愛人たちが暮らしたのだとか。
「小エルミタージュ」2階に空中庭園がありました。この季節でしたが、それなりにお花が咲いていました。
それをツアー仲間のお一人とと眺めた後、にわとりの金の時計の説明に加わったところで、「スラれたみたい」とそのお一人が声を上げました。
ほんの一瞬のことでした。
空中庭園を写真に撮る際バツクの口を開けたままにしていたのだとか。
金の時計の前は混雑していたけれどもね。
ガイド氏が初日、ロシアは治安がいい国ですが、スリがいない訳ではありませんので、くれぐれもと言っていました。
このにわとりの金のからくり人形、実物は決められた時間でしか動きません。その隣でビデオが廻っていて、楽しくて2度も見てしまいました・・・もちろん自由時間になってからですが。
廊下には中性ヨーロッパの宗教関係の作品が展示されています。
ラファエロの回廊はバチカン宮殿の回廊を手本にしています。12人の若い人をバチカンに送り学ばせてつくったものとか。
あまりに1度にたくさんの物を見過ぎました。
やっばり記憶が曖昧です。
ここまでとします。
夕食はビアーホールでした。ジョツキは1リットルものしかありません。
さすがに・・・・私でも1リットルは飲み干せませんでした。
きのこのスープに豚肉のソテー・丸ごとのゆでじゃがいものバター添え・紫キャベツの酢漬け・温められたパン・アイスクリームと紅茶 ここて初めてパンをおいしくいただきましたよ。
お肉のソテー、塩コショウではなく醤油味にしたらと思いましたよ、これ絶対当たるかもと。でもパンには合わないか。
いつもはレストラン貸切状態のツアー専門のレストランばかりでしたが、この夜だけは賑やかなビアホールで、音楽も付いてロシアに来たなという雰囲気に浸れたのでした。
考えてみたら、現地の人と話したり・・・・当然ロシア語だめだけれど・・・・する機会もなく、観光客ばかりしか見ていませんでした。
それではまた。
依田美恵子 軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家 <div align="center"> <strong> 【 中島木材のホームページは <a href="http://www.nakajima-sc.com/" target="_blank">こちら</a> 】 </strong> </div> <a href="//house.blogmura.com/chumonhouse_contractor/ranking.html?p_cid=00352122"><img src
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