大寒に入って、この時期が一番寒いのは昔からのこと。寒中休みなるものがあったのは私の子供時代。本当に寒いのは2月15日までと、例年指折り数えるのもこの時期のこと。
さいわい雪もたいしたことなく、ホッとしている。
雪に慣れていない関東圏の皆様は大変でしたね。雪かきも持っておられないから・・・・・ね。
古い着物、私の兄弟が子供の時着た着物を発見してしまったから、それをほどいて洗ってをしている。
自分のだけにしておこうと思っていたけれど、ついみんなの物にも手を広げた。兄と弟の分はなんたって色目が地味だから、何か作るという発想がうまれてこない。
ほとんどが綿入れだから、あらためて真綿の使われ方を学習してしまった。私がこれを作ることは絶対ないだろうけれど。
メリンス地の物が多かったけれど、絹地の1枚は手を通した様子がなかった。
たぶん日常着が着物だった時代から、洋服になっていった時期の物なのだろう。
よそいき用に作ったけれど、着せる機会がなかったということなのかなと、当時を思い出してしまう。
母の縫った物にハサミを入れるというのは、ハードルが高い。
でもいずれは処分されてしまうものだから・・・・・と決断をしたのだった。
表地よりも裏地がいい、裏地には絹が使われている、虫食いもなく色あせも少ない。結び紐の絹もうれしい。
赤系、水色系、緑系と分けて洗う。その頃の物は色落ちするからである。
アイロンを掛け、裏芯を貼る。
さて・・・これを何にするか。
それで道祖神に奉納する飾りを作ることにした。
あえて、これらの古布を使うことにして、今まで奉納されていた古い品を参考にさせてもらった。
「さるぼぼ」をメインにして、1つの飾りに20ばかりのパーツを作り、それをお宮の左右に飾り付けるべく2組作った。
チクチクと縫っている時が楽しい。キッチンに道具を置き、細切れの時間を使って縫い上げた。
道祖神は子供たちのお祭りだし、お当番の保護者は1年で替わっていく。かつては正月の道祖神は、甘茶を沸したのを、各戸が貰いに来たけれど、今は合理的に、子供たちが配布するようになった。
それだから・・・・、これが一般の人の目にふれる機会はほとんどないから、奉納しても誰も気に留める人はいないだろうと、奉納するハードルが低くなった。
上手下手を気にしないでいいから。
日曜日夕方、ちーちゃんと道祖神の小屋に出かけ、奉納をすませた。
地域の子供たちの幸せを祈りつつ。
道祖神のお役目も、あと天神講を残すのみとなった。
ちーちゃんが小学校に通う日も40日を切ったようだ。新潟の柿崎小学校で入学、そして1年生で2度の転校、そして3年生から平根小学校でお世話になった。
その6年間がもうすぐ終わる。やっぱり感無量。
すっかりお姉ちゃんぽくなった。夫も私も背丈を抜かれるのは時間の問題である。大きくなったものである。
依田 美恵子 軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家 <div align="center"> <strong> 【 中島木材のホームページは <a href="http://www.nakajima-sc.com/" target="_blank">こちら</a> 】 </strong> </div>
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