4日目です。サマータイムですが、朝の7時頃だと薄暗いのです。その代わり夜は9時まで明るいのです。
ホテルの近くのサンタ・カタリーナ市場に寄ります。やっぱり市場はその国の食がわかりとっても楽しいところです。
野菜も果物もきれいに並べられています。そしてお魚も芸術的に並べられています。パツク詰めがないとこがいいなあー。
当然お肉の薄切りはないわねえ。
そして海を目指し、コロンブスの塔に一番乗りです。
今回パスポートをカラーコピーして持っていきました。本物はホテルの金庫に置いています。そのカラーコピーがとても役立ちました。入場券が65歳以上は割引になるのを発見したのです。
暇に任せて案内板を見ていたら、65という数字が見えました。英語標記を読んだらシニア割引なんですね。
前回は該当しなかったから・・・・・なんともお得感で、次から行ったところすべてに提示しましたよ。
コロンブスの塔のエレベーター誠に狭いのです・・・・・おまけにかなり古そうです。その昔故障したことがあって何時間も閉じ込められたのだとか。
この狭さで真っ暗だつたら、閉所恐怖症でなくても嫌な感じですが、エレベーターを操作するおじさんが一緒に行ってくれました。下りたい時はインターフォンを押すと迎えに来てくれると言います。
そして昇る間、英語で説明をしてくれました。ハイ半分程度は理解できました。なんたってこちらに知識がないもんで。
塔は60メートル、私は高いところが嫌いだとよく分かりました。
遊覧船の時間まで余裕があったので、先に「グエル邸」の見学に行くことにしました。こちらも1番乗りです、混みあうと並ばなければなりません。
カウディの作品、4年前ついつい外から目に付く屋上の煙突を見て、私の感覚に合わないという先入観がありました。
もっともツアーの日程ではゆっくり見る時間はありませんでしたし。
今回はイヤホンガイドで説明を聞きながらです。
グエル氏はガウディのスポンサーであり友人。1908年に伯爵号を受け、芸術と建築の愛好者で、19世紀末の上流社会と政治の世界で信望を集めていた有力な実業家で、当時バロセロナで一番衰退していた築に、自分の住宅を建設することにしたのでした。
グエル邸は1885年に着工してバロセロナ万国博覧会が開催された1888年に完成。
中に入ってもう驚きの連続・・・・もう溜息がでるばかり。
装飾・デザイン・・・・そこに使っている石・木材・鉄・真鍮・タイル・ガラス等々
それを作る職人の技・・・・いえいえこれらの仕事にお金を出したグエル氏にも感嘆です。氏は当時世界の長者番付で25位というようなことを、今回どこかで聞いたような気がしました。
建物の中全部が普通ではないんです。外部はそれに比べるとおとなしいけど。
今回は時間の許す限りゆっくりです。
狭い敷地を最大限に使った間取り、パブリックとプライベート部分の使い分け、10人の子供たちの寝室や勉強部屋など、本当によく考えられています。
意匠というかデザインがすばらしい・・・・もう一つひとつが見逃せません。
ガウディってこんなにすごい人なんだって、さらにさらに感心するのです。
屋上には、中央の大サロンの上ある尖塔があります。採光をとるためなのでしょうが、その材料もおもしろいのですが、とてもよく計算されていると思いました。その塔の上には十字架と風見と避雷針もありました。
煙突・・・・このユニークなデザインの煙突が20本あります。換気と暖炉の排煙用なのですが、色彩と素材がさまざまで、やっぱりガウディなんだわと納得してしまいます。
そのあと使用人用の階段をくだつてきたのですが、その壁に使ってある大理石の1枚の大きさが半端ではありません。つなぎ目がみえないのです。
グエル氏所有の石山から持ってきたという説明があったような気がしますが、こんなところまでに途方もない材料というかお金がかけられているのです。
今回グエル邸を見ただけでもバロセロナにきた甲斐があったと思ったのでした。
依田 美恵子 軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家 <div align="center"> <strong> 【 中島木材のホームページは <a href="http://www.nakajima-sc.com/" target="_blank">こちら</a> 】 </strong> </div>
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