東京商工リサーチの会員誌に掲載されている、スポーツジャーナリストの瀬戸口仁さんの「怒りを味方につける習慣」を先日アップしましたが、今回はその続きです。
引用させていただきます。
日本人は面と向かって褒めるのは下手と言われています。同じように面と向かって叱ることも苦手ですね。恥ずかしさが先に立って、うまく表現ができないことがほとんどです。
しかしながら、面と向かっている相手に、我慢が出来ず、「切れて」しまうことがあります。会社の会議室や、家の応接間で、相手(上司、同僚、部下、旦那さん、奥さん、子供など)と意見が合わず、しかもこちらの意見を受け入れられなかった場合、「切れて」しまうことがあるのです。
この怒りの感情を否定するわけではありません。感情ですから、頭にくる、イライラすることが起こるのは当然と言えば当然でしょう。
しかし、その怒りを軽減させて、最悪の事態を回避する方法はあります。
それが今回取り上げる即効性テクニックのひとつ「グラウンディング」という習慣です。
人は人に対してイライラします。頭に来ます。ところが、もの言わぬ物に対してなら、イライラすることはないでしょう。イライラしても全く意味がないことはわかっているからです。この心理を利用します。
やり方は簡単です。
怒りを覚えた、面と向かっている相手との間にある物に意識を集中するだけです。
たとえば、腕時計、携帯電話、ペン、ペットボトル、手帳などに意識を集中し、怒りをやり過ごします。
私がよくやるのは、相手の向こうの壁に時計が掛かっていた場合、その時計を見て、「あういう形をしているのか」「文字盤はああなのか」と意識を集中し、怒りをやり過ごします。
ただし、ずっと物を見続けてはいけません。相手がなおさら怒ってしまいます。火に油を注いでしまいます。
「6秒」でいいんです。「6秒」をやりすごすことができれば、最悪な事態は回避できます。
頭に来た時、イラッとした時、あらかじめ意識を集中する物を決めておくと楽かもしれません。腕時計なり、指輪なり、お気に入りのペンなりに意識を集中するクセをつければ、つまり、条件反射ができれば、怒りは思ったほど膨らまなくなります。
人は人の言葉に影響をうけます。表情に、声に、動作に影響を受けます。怒りがますます大きくなってしまう要因はここにあります。
「6秒」でいいので、人ではなく、物に意識を移し集中してください。
そして、気持ちを切り替えて前を向く。とても簡単なこの習慣(テクニック)によって、不必要な争いが少なくなっていけば、普段の生活が豊かなものになっていくことでしょう。
以上引用終わりです。
先日、エーッと驚くことがありました。スパッと返してしまえば、自分の気持ちはスッキリするだろうとは思いましたが、ここは大人の対応をしましたよ(笑)
依田 美恵子 軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家 <div align="center"> <strong> 【 中島木材のホームページは <a href="http://www.nakajima-sc.com/" target="_blank">こちら</a> 】 </strong> </div>
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