お天気につられてポスティングに歩いています。ちょうど桜の咲く頃の陽気です。梅やギシャまでもう咲いて目を楽しませてくれます。
冬眠から覚めたからのように、庭先で作業する方もたくさんお見かけしました。
中島通信を手渡しましたら「楽しみに読んでいるよ、断捨離シリーズはよかったね」と少し前にリタイアされた位の男性が声をかけてくださいました。
お顔を拝見してお話する機会はめったにないのですが、通信の知名度はあるようです。
こちらの地域に通信を配布して10年です。決して短い間ではありませんでした。
3年続けてごらんなさいと、叱咤激励してくださったのは、東京で同じ仕事をされている会社の奥様でした。
3年が5年そして10年です。おかげさまでお仕事をいただけるようになってまいりました。
小学校時代の同級生がそこに住んでいることを教えて下さったのは、同級生の弟さんでした、暮のことです。。
表札では確認ができずに、2回はポスティングしただけでピンポンができませんでした。
先日思い切ってピンポンを押しました。一瞬人違いかとも思いました、時間差が自分の中で消化できなかったのです。なんたって50年も前なんですもの。
名前を名乗ったら、彼女の表情が50年前の物になりました。そして笑顔としゃべり方まで。
共通の友人の話題で盛り上がりました。またゆっくりお茶でもしましょうね。
近所に住む友人のお宅に伺ったら、ご夫婦で軽トラックに鉄の物を積んでいるところでした。終活よ、とおっしゃって。
我が家と畑が隣合わせなのです。2年前に畑の作業小屋を夫と共に片付けたのです。桃畑にはかって農協が霜対策に斡旋した古タイヤがたくさんありました。
我が家では最終的に80本もあり、それを業者に運びこんで処分をお願いしたのです。そして同時に作業小屋の鉄関係も持ち込み、そちらは買い取ってもらい、ちょうどツーペイしたのでした。
その話をしたので、友人たちも小屋から家の周りを片付けているのだそうです。
片付けは「体力・気力・やる気」です。どのひとつ欠けても先に進みません。そのうちに・・・・は絶対に来ません。
ポスティングをしていて否応なしに目に入ってくるのは、「過去の物」です。使わなくなった冷蔵庫・洗濯機など家電製品がしっかり仕舞われています。
半分野ざらし状態も見ます。電子レンジにトースターも見ました。
購入した時どうして引き取ってもらわなかったんだろう、と気になります。
もう先送りはやめませんかと内心つぶやく私です。
農家である我が家、作業小屋も2棟、昔の離れに、物置小屋に味噌部屋と収納能力バツグンでしたから、私たちもずいぶん片付けました。
それでもすべてが片付いた訳ではありません。農作業を続ける限り必要な物の範囲が私たちにはまだ把握できないのです。
息子たちに、こんな物を残してと言われないように「体力・気力・やる気」がある内に身の始末をつけたい物だと思っています。
依田 美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家
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