ちーちゃんがパパとやすむようになって、私の読み聞かせがストツプした。
何十年ぶりに読み始めた「大草原の小さな家」シリーズ、はまったのは私。
ちーちゃん抜きで読み続けている。
「農場の少年」はローラがのちに結婚した「アルマンゾ」が9歳から10歳の少年時代を書いたものである。
ローラの少女時代は開拓時代だった。本当に自給自足で何もかも自分たちの手で作り上げていく生活であった。食生活も決して豊かとは言えない時期もあった。
アルマンゾはその頃、大きな農場の兄と2人の姉を持つ4番目の子であった。たった9歳であっても父親は彼に生きていくための仕事をあてがい、農夫として必要な教育をさずけるのだった。
食べ物はほぼ自給自足であったし、その母親は衣服も布からつくっていたのである。靴も皮をなめすところまでは父親がしてと・・・後は靴職人が泊まり込みで1年分をつくっていたが。
その生活力に感動。
そしてその豊かな食生活にも。
豊かという意味が現代の豊かとは根本的に違うだろうが。
氷蔵に氷を貯蔵する作業をした日の昼食・・・りんごとたまねぎを炒めたもの(アルマゾフの一番の好物)・肉汁がかかったローフトビーフ・マッシュポテト・にんじんのクリーム煮・かぶのゆでたの・バタつきパン・野生のリンゴジャム・鳥の巣プディングと甘いクリームミルク
ちなみにこの氷は夏、アイスクリームや冷たいレモネードや冷たいエッグノッグを作る時に使うのだとか。
土曜日はパンやケーキやパイを焼く日。ドーナツも熱いラードで揚げたり・・・・。
日曜日の朝食 何段にも重なったホットケーキにはバターをたっぷり塗ってメイプルシュガーをかけて・山のようなソーセージ・アップルパイ・オートミール。
日曜日の昼食 ライアンインジュンパン・チキンパイの肉汁かけ・ベイクドビーンズ・赤カブノピクルス・かぼちゃのパイ・アップルパイ・チーズ
これが全部家庭で作られていること。
馬・牛・羊・鶏・豚を飼い、それらを売ったり、耕作に使ったり、食糧にしたり。
ニューヨーク州の北のマローンの郊外・・・・冬場マイナス40度にもなるのである。
それにしても本当の豊かさってなんだろうと、生活能力の無い現代人の私は思うのである。
依田美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家
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