中棚荘の女将さんにお会いした折お雛様の話になった。お客様から頂いたお雛様の中にガラスケースの物もあってという言葉に反応した私。
私の物ではないけれど貰っていただけますか?
飾る場所は一杯ありますからと。
姪2人のお雛様、成人して以降は1部しか飾られていない。
先日もお雛様がかわいそうだわねえ、とそんな話をしたのである。仕舞ったままにしておくより飾ってもらった方がいいにきまってる。
倉庫から持ち運び初めて、箱に振られた通し番号に40番台を見て、みんな持ち出してきれいにした後で、そんなにはいりませんって言われたら大変。
あわてて電話をしたのです。
女将は大丈夫とおっしゃられたのですが、念のため相談しますと。そして折り返し全部いただきますとご返事をいただきました。
一つひとつ誇りを払い、ガラスケースを磨きます。
思い出いっぱいのお雛様。贈ってくださった方のお名前が書かれていて、本当に懐かしく懐かしくながめたのでした。
お座敷2部屋に木製の棚をコの字に2段回して、都合3段にして飾り付けた日々が思い出されます。
雛壇の御内裏様の位置を直したくて、赤い毛氈に登って7段飾りをひっくり返したのは私です。
引っ越で、倉庫と離れてしまったし、飾り付ける頃は雪もあったりと、だんだん飾るお雛様が少なくなっていきました。
我が家だって似たり寄ったりですが。飾り手のエネルギーなんですね。
まあその経験を生かして、私たちは孫には、大きなお雛様はやめにしました。
時代も変わり、お雛様を贈り合う慣習がすたれたこともあるのでしょうが。
ひな祭りや5月の節句前には、父と母がそれらを買い求めてお届けにうかがっていたことも懐かしく思い出されました。
まあ本当に嫁入り先が決まってよかったわあー。
姪ちゃん二人、これを読んで飛び上がるかも(笑)
中棚荘さんに行ったら見てくださいね。
依田美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家
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