夫のいない夕食を済ませても外はまだまだ明るい。心に小さな棘が刺さっているようで、なにか落ちつかない気分。散歩にでる。
田んぼにも、畑にも作業をしている人がいる。
いつもと1本違った道に入る。ここは車も人もほとんど通らない。
なんでってー、クローバーの花で綱を編みたいから。
花の前に腰を下ろしてひたすら編み続ける。1m・2mと編みあがるごとに「ザワザワ」が消えていく。
幼い日、友と編みっこの競争した日のことが、つい先ごろのように思い出されたりする。
6m位の長さになったころには、クローバーの花なのか、餅草の裏白なのかもわからなくなってしまったのでした。
昔からこのクローバーの花の香が好きだった。
心に刺さったとげもいつしか抜けていたのでした。
本当に久しぶりに2日続けて主婦をしたのでした。家中どこへ行ってもやらなきゃあいけないことが目に付くのです。
我が家の主夫もかなりの家事をこなしてくれますが、その主夫が最近農夫部門も兼任となり、さらに区のお当番の仕事もなかなか多忙を極めてきています。
これ以上期待したら、潰れるかもですね(笑)
土曜日の午後、山蕗を採りににでかけます。山の畑にたしか昔はいっぱいあったはずと、出かけたのですが、1本もありませんでした。植生
が変わってしまったのです。すっかり採るバージョンになっていた私は、あきらめきれずに遠方へと車を向けたのでした。
4年前にはこの辺りにあったはず、そう思っても木々は年々大きくなってきていますし、一番は笹です。
この笹が生い茂っている場所には絶対生えていません。
山は変わらないように見えても、どんどんと変わってきています。
里山が荒れてきている。里山に手が入っていない。
植物だって動物だって昆虫だって、影響うけているのでしょうね。
自然ってなあに、と考えさせられてしまうのです。
人間は自然に生かされているということなのでしょう。共存なんですね。
二人で3K程を採ってきました。山蕗のきゃらぶき・・・・私の中の風物詩なんです。
依田美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家
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