先日まだ雪で道路が最悪の中、麹屋さんに電話をして「ありますか?」とお聞きしましたら、「今見えますか」に。思わず「ハイー」と返事をしてしまった私です。
こんな日にどうしようか・・・・玄関先で待っていますから、とまで言ってもらったので意を決して出かけていきました。
味噌仕入れをしたかったからです。今回の大雪でいろんな行事が延期になり急に時間ができたのです。でも・・・・この延期になった行事どこにはいってくるんだろうなあー。
我が家で使うお味噌は、原料確認をしたり、2週間でできる物は買わないようにしてきていた。
昨今、食が見えない・・・・加工食品なしで自給自足の食生活は考えられない。
長年やりたいと思っていた味噌作り。実を言えば20年前まで我が家は味噌も醤油も仕入れていたのである。醤油は絞ってくれるおじさんの廃業に連動して廃止となった。
自家製の醤油の味と市販の醤油の味を確実にいい当てた娘がそれはそれは残念がった。
私が嫁いだ頃の味噌作りは、その1代前の作り、味噌玉を作ってしばらくたったものを、また包丁で切り崩してからするとずいぶん簡単になっていた。
茹でた大豆をすりつぶして、冷ましたところに塩と麹を入れて仕込む。味噌玉を作って干すという作業が省略された形になっていた。
その昔から、味噌仕入れは近所との共同作業でした。
その名残はかなり残っていて、嫁さんはそのお茶を用意する仕事があった。田舎のお茶って・・・・お茶とお菓子ですむ訳がない・・・お茶にもフルコースがあるのです。
時代が変わって、いつしか工場で仕込んだ味噌を自分ちの桶に入れればいいというパターンになった。
でもなかなか気にいった味噌に出会えず・・・・味噌放浪時代が続いていたのです。
我が家には茹でた大豆をつぶす機械があつたのですが、それも壊れて久しく、つい先日分解して破棄しました。
この機械、我が家から出ていくとご近所を順番に回って帰ってきました。たぶん使っている方々は誰の所有だか知らない人もいたのかもしれません程の古物ものでした。
その昔、庭で大釜で煮ていたのと違って、私は1回に豆1.5K・麹3K・塩800gです。
煮るのはともかくつぶす仕事が一番大変そうです。厚手の大きなビニール袋に入れて足踏み方式を選択しました。
ハイー、簡単でしたよ。
土曜・日曜で2回仕入れました。時間差でもう1度できるように大豆を浸しておけばベターでした。これもやってみなければわからなかったことです。
近いうちに3回目に挑戦・・・・10ケ月後うまくできたら一族郎党の1年分が確保できそうです。
手前味噌できるのを楽しみにしています。
依田美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家
<div align="center">
<strong>
【 中島木材のホームページは <a href="http://www.nakajima-sc.com/" target="_blank">こちら</a> 】