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恒例の真夏の布団干し

焦げるような暑さ、こんな日の最良の仕事が布団干し。

 1年に1度家中の布団を干します。お座布団を干したらフカフカになって、今までと同じ枚数が入りませんでした。太陽の力は凄い。

 シーツもカバーもすぐ乾きます。ここ2~3日は特に湿度もさがっていますので、ますます快調です。

 築30年を過ぎている我が家、1階のお座敷の押入、カビのアレルギーのある客人の逗留中は開けることもできません。

 2階の一部屋を布団部屋にすることにしましょう。そして絶対量を減らす努力を続けています。捨てればいいというものではないので・・・・転用です。

 信州独自かもしれませんが、長座布団にします。既製で売っているのはお安いのですが、中綿はリサイクルで綿ではありません。だから座り心地が悪いのです。

 さすがに本物の綿だと違います。座っていることの多い方は特にお薦めです。

 これを8枚つくってもらうことで、お布団が5枚減りました。
 ついでに自分の使っているお布団も打ち直してもらいました。

 でも1ケ月半経つのですが、出来上がってきません。綿仕事は真夏の仕事ではありませんからね。

 長いこと一人でこなしていた作業に主夫が加わりました。突然仕切りだすところがおもしろい(笑)

 でもおかげでスピードアップ。

 押入に敷いてあったスノコも干しあげて、何気なく裏返したら、カビが~~。
そりやあそうでしょう。お風呂場に持ち込んで洗いました。

 押入の床も壁も漂白剤で拭いて、この時襖もふかないと意味ないんだよね。
 
 30枚以上のふとんに毛布に夏掛け、炬燵布団が3組にお座布団がこれまた山ほど。
 洗濯機は1日廻しぱなしでフル回転、それでもよく乾くからうれしい。

 もう宣言しました。こんな作業これから先続けられませんと。だから2階の1部屋を布団部屋にしますと。

 母が昔はそんなに干さなくても、お客様の時困らなかったわ、と言います。
そりやあそうでしょうね。外と1度しか違わない家がほとんどでしたもの、結露なんてできませんものね。

 布団の衿が凍っていたわ、150年前の家でしたものそうでしょう、そうでしょうとうなづいてしまうのです。

 アルミサッシと断熱材の普及が結露と、ダニアレルギーももとをつくったのですから。中途半端な断熱と気密は多くの人の健康を害したことは事実。

 そして20数年前、それの解決として、高気密、高断熱と計画換気が生まれました。

 今さらに換気は進歩してきています。その家に住めれば、私の恒例の布団干しはなくなります。押入の中の布団はいつも干したてのようなのですから。

 これから家を作られる皆さん、そんな家にたどり着いてください。

 家に1日中いる幼児や主婦の健康は家によって違います。そしてリタイヤしたあなた、快適な老後は家がどれだけいこごちがいいかが、決め手ですよ。

                          依田美恵子

軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家

                          

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