早い入梅にドキドキしたのに、連日空を見上げています。
絶対この夏は水不足のニュースをきくだろうな。
ヨーロッパの洪水のニュースを聞いて、みんなあっちに降っちゃったんだね。
蛇口をひねれば水が出る生活が当たり前になって半世紀。
佐久の水道水は河川からの取り入れ一切なしの湧き水・・・・ここに住んでいるしあわせのひとつである。
長野労基6月号の「ひと口コラム」は「水道管の先の開閉部分をどうして『蛇口』というのでしょうか。」
「ひと口コラム」よりの引用です。
その形がヘビに似ていることから「蛇口」と言うようになったと答える方が多いのではないかと思います。どうもその答は違うようです。
日本初の水道は、明治20年に横浜で開設されました。道路脇の共用栓にはイギリス製のものが多く使われ、ヨーロッパで水の守護神とされている「ライオン」の形をしていたそうです。
やがて水栓部分が国産になってくるとライオンから竜に代わり始め、日本神話で八岐大蛇(やまたのおろち)が竜であるように、日本では古来から竜の元の生き物がヘビであったことから国産の共用栓を「蛇体鉄柱式共用栓」と呼ぶようになりました。
その後、共用栓からより小さくした専用栓が取り付けられるようになると「蛇体鉄柱式共用栓」の子ということで「蛇口」と言うようになったということです。
なお、中国では蛇口の部分を竜頭(ローントウ)と呼ぶそうです。
以上引用終わり
古い洋画の画面で見かけたことありませんでしたか。
こんな水道の蛇口の歴史でも、これから先古いものを目にする機会があった時、随分感慨深くなりそうですね。
いつもステキなテーマのひと口コラムに感謝です。
依田美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家