この頃の散歩の時に見える少し奥まった山が、最近伐採をしたらしく山肌が見えている。
傾斜が40度はありそうだから、どうやって伐採したのかなと想像したりしている。
多分・・・この後植林はされないだろうとも。
どうなっているのか、現場に行ってみたい気がするが、ちょっと遠そうである。それでも山仕事ができたから、軽トラック位は通れるかもなんて思ってみたり。
少し前、林道が大雨で荒れて通れなかったと言っていた父の言葉を思い返していた。
あんな急斜面の山まで植林した先人の努力・・・・私は長いことそう思っていた。昨年それが戦後の失業対策のひとつの結果らしいと聞いて、妙に納得したのである。
戦後荒廃した山に植林された唐松・・・・信州は唐松が多かった。
間伐の時期を経て、いよいよ本格的な伐期を迎えようとしている。
このまんまにしておけない時期と、世界の資源情勢が変って、何十年も捨て置かれたような林業に目がいくようになった。
二酸化炭素削減には、もっとも簡単に見えるようで・・・。
山が変っていく・・・・そんな予感をさせる山風景だった。
私にはもう100年後も50年先も想像できない・・・・この地球の未来に幸あれと祈るばかりである。
依田美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家