春遅い佐久の地ですが・・・・梅の花がほころび始めました。これだって例年からみればとっても早いのです。
春がきた♪~♪ 春がきた♪~♪
先日法事で生家のお墓参りに行きました。
そこで見たのは蕗のとうの群生です。採る時期としてはちょっと遅すぎで、花が咲いています。でも天ぷらにしたらとってもきれいレベルです。
礼服にパンプス姿のまま突入しました。
少し前のことですが、医院の待合室で老婦人2人の会話が聞こえてきました。その消息話の中に私の知っている方のお名前が何人が出てきました。私の生家の方のようです、お年は私の両親の年代のようです。
89歳で亡くなられた方のことを、まだもったいないと言っています。多分友人のお母様のことなんだろうな・・・・ここ7~8年認知症で大変と言っていた友人のことを思いました。
その話の中に空き家が10数軒もあると、話はエンドレスに、同じ話が繰り返されました。
蕗のとうを採りながら、その空き家の話を思い出し、この蕗のとうを採る人がいなくなっている現実を見たのでした。
空き家の数はこれからも増え続けることでしょう。限界集落と言われる日も遠くないかもしれない・・・・かっては往還といった道が、狭く感じるようになるほどに月日の経ったのを思い知ったのでした。
子供たちが溢れるようにいた時代もあったのに・・・・。
農業うんぬんの政治家レベルの話が出てくる度に、微妙な気分になるのです。
どんなに食料が足りない時代がきたとしても、絶対ここが耕されることはないだろうと。
私の子供時代には開墾と言う言葉を良く耳にしました。機械ではなく人力だけで棚田を作っていた姿を良く目にもしました。戦後の食料不足を解消すべく、そしてたくさんの子を養うためでもあったのでしょう。
その田畑のほとんどが今は放棄地です。作っても鹿や猪に食べられてしまって収穫できないのもひとつですが、若い人がいません。
いやですねえ、書いていたら昔話になってしまって。
今朝のラジオで「内橋克人」さんが
① こういう風になってもらいたい夢
② はかない夢
③ 悪夢
アベノミクスの先行きについて話していました。少しバブルが起きそうな雰囲気がでてきているのですね。
88年から98年にかけてのバブルの結果、そのしわ寄せがどこにきたか?みなさん覚えていますかあ(笑)
塩漬けの株をお持ちの方は①に該当しませんか?
私たちの気持ちだって微妙にあっちこっちに揺れるのですが、現実を直視すれば、あの頃とは背景があまりに違いますねえ。
依田美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家